韓国軍、対北朝鮮拡声器の完全撤去を開始…緊張緩和へ一方的措置(KOREA WAVE) 韓国国防省は8月4日、南北軍事境界線付近に設置されていた対北朝鮮向けの拡声器装置の撤去を開始したと明らかにした。6月に拡声器による放送を中止してから約2カ月ぶりの措置で、これは南北間の緊張を和らげるための実質的な対応だとしている。 国防省のイ・ギョンホ副報道官は定例記者会見で「放送中止の後続措置として国防省内で協議し、関係部門とも調整を進めてきた」と説明した。撤去作業は今週中に完了する予定だという。 今回の撤去は韓国側の自主的かつ先制的な措置であり、北朝鮮との事前協議はなかった。イ・ギョンホ副報道官は「固定式の拡声器はすべて撤去の対象であり、移動式については撤去方法が異なる可能性がある」と補足した。 (中略) 韓国軍は6月11日午後2時、それまで1年以上にわたって続けてきた対北拡声器放送を中止した。この決定は、南北関係の信頼回復と朝鮮半島の平和を目指すというイ・ジェミョン(李在明)大統領の国民向け公約の一環だとされている。 (引用ここまで) イ・ジェミョン政権になってからこっち、韓国側は北朝鮮宥和政策を打ち出しています。 冒頭記事の38度線付近に建てられた巨大拡声器による放送中止からの拡声器そのものの撤去。 北朝鮮に対する風船ビラへの中止要請。 さらにビラまきについては航空法を適用することによって「表現の自由を抑圧しない」手段を考慮中とのこと。 韓国政府が対北朝鮮ビラ規制に本腰…「表現の自由」侵害回避の法的対応(KOREA WAVE) 以前、ムン・ジェインがキム・ヨジョンに命じられて作ったビラ禁止の法律については憲法裁によって違憲判断が出されているため、小手先のやりようだけでなんとか禁止にしようとしている模様。 また、今日になって米韓合同演習について一部を延期を発表しています。 米韓軍、18日から大規模演習 一部来月に、北朝鮮配慮か(時事通信) イ・ジェミョンはムン・ジェインとは異なり、具体的な北朝鮮政策があるというわけではないのですが。 まあ、支持層などが「北朝鮮宥和を進めろ」って言っているからやっているってていどのものです。 ですが、北朝鮮側からは「対話の余地はない」「同族ではない」とすげない返事。 李在明政権と対話せず 与正氏、「同族と見なさず」―北朝鮮(時事通信) 「我々に触れるな」ってのが北朝鮮の基本路線ですね。 韓国文化を流入させようとするな。そのためであれば資本もなにもいらないっていう。 キム一族とそこに連なる貴族としてみれば、自分たちがそれなりに豪奢な生活ができていればそれでいいわけですから。 アメリカとも韓国ともつきあう必要はない。ドルはくれるというのならもらうけど、こっちに入ってくるなってところですわ。 イ・ジェミョンも形としては「対話を試みる」くらいはやるでしょうけども、それ以上のことはしないと思われま。す note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 中味は長編記事。最新の記事は「 「スマホ向き」「分業体制」「フルカラー」……で、そのウェブトゥーンは面白いですか? 」となっています。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…