ブルームバーグ「韓国の個人投資家、極度の挫折…李政権の試金石」(イーデイリー) ブルームバーグ通信は6日、KOSPI指数が取引時間中に5000ポイントを下回ったことについて、株式市場の活況を「政治的なトロフィー」として掲げていた李在明政権にとって打撃となったと指摘しました。政府の勧めに従い、不動産の代わりに株式市場に投資したと考える個人投資家の損失が拡大するにつれ、政府に対する不満も広がっています。 ブルームバーグ通信は同日、去る6月22日に5兆1000億ドルに達していた韓国株式市場の時価総額が、最近までに約1兆7000億ドル(約2300兆ウォン)蒸発したと報じました。 KOSPIはこの日、取引時間中に8%以上下落し、4911.28まで押し下げられ、李大統領の大統領選公約であった5000ポイントの大台さえも崩れました。前日も5.3%急落していました。 ブルームバーグは、「李在明政権は、世界で最も熱狂的だった韓国株式市場の上昇傾向を政治的なトロフィーとして掲げましたが、これは相当部分が世界的なAI投資ブームに支えられたものでした」と指摘しました。その上で、「今や株式市場の急落が個人投資家の反発を招いており、李在明政権に対する国民の信頼を試している」と指摘しました。 (中略) 会社員のキム・ミンさんは、今年初め、住宅購入を先送りしてコスダック関連の上場投資信託(ETF)に4000万ウォンを投資しましたが、約7ヶ月で投資額の65%以上を失ったと明らかにしました。同氏は「政府がこのような株価上昇を煽ったというのは、振り返ってみれば完全に狂気の沙汰だった」とし、「元金さえ回収できれば、二度と韓国の株式は買わない」と述べました。 成均館大学社会学科のク・ジョンウ教授は、「大統領が不動産の代わりに株式に投資するよう国民に自信を持って勧めたが、これに従った多くの人々が今、損失を被っている」と指摘しました。 特に、借金をして投資に踏み切った個人投資家の被害が大きいと伝えられています。アイエム証券によると、KOSPIが7000ポイントを上回っていた時期に買い入れられた株式は600億ドルを超え、その大部分は個人投資家による買いでした。半導体株関連のレバレッジETFの一部は、高値から70%以上下落しました。 (引用ここまで) ちょっと前にも報じた、韓国の株式市場がぼっこぼこにやられている件。 KOSPIの史上最高値から44%減ってのは記録的なんじゃないでしょうかね。 日本市場もそこそこボラティリティの高さで知られていますが、ここまでじゃないですからね。 たとえばリーマンショックの震源地であったアメリカ市場を見てみても、S&P500は1年4ヶ月かけて50%以上下落しています。 バブル崩壊で日経平均が89年12月の大納会で記録した最高値(3万8915円)から半分になるまでかかったのも9ヶ月ほど。 でも、KOSPIの下落はわずか4ヶ月ちょいで記録されてますからね。 なんというかこう……すごいな。 語彙力を失うくらいにはひどい。 ブルームバーグが── 「イ・ジェミョン政権は株高を自らのトロフィーとして掲げてきた」 「しかし、一気に目標としていた数字(KOSPI 5000ポイント)すら一時割りこんだ」 「鳴り物入りで導入したレバレッジETFも一時70%以上下落した」 と、イ・ジェミョン政権に責任の一端がある、との報道をしているそうで。 不動産、特にソウルのマンションへの金融資産集中、それに伴う価格高騰を避けるために、株式市場への資金移動を誘導・推奨してきたのは間違いないんですよね。 イ・ジェミョン政権の経済政策の方向性として。 わざわざ統一地方選挙前の5月末にサムスン電子、SKハイニックスに倍賭けできる単一銘柄レバレッジETFの販売ができるようにして、「これがイ・ジェミョン政権から国民へのプレゼントです」みたいにやっていたのです。 そこまでアピールされたらそりゃ国民も乗ってきますわな。 ま、言うても投資なんて徹頭徹尾、自己責任でやるしかないんですけどね。 キオクシアも同様ですが、個別株に一定額以上の投資をするならそれなりの覚悟を決めるしかないんですよ。 ましてやレバレッジETFを信用買いなんてするのであればなおのこと。 でもまあ……さすがに個人投資家にちょっとだけ同情しないでもない。 政府にあれやられちゃったらなぁ。 note.comで楽韓noteを開設しています。 中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 韓国の若者が大企業への就職を諦めない理由 ── 賃金格差が社会から奪うもの 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…