「地球と月のあいだに、太陽系のほかの惑星をすべて並べられる」という豆知識が、海外掲示板で話題になりました。水星から海王星まで7つの惑星の直径を足すと38万7,941km、地球と月の平均距離は約38万4,400km。ほぼ同じ長さなので、本当に入るかどうかは、月の遠さと惑星を並べる向きで変わります。コメント欄では、月は思っていたよりずっと遠いという驚きが相次ぎました。 今日の知ってた? 🌍 地球と月の中心どうしの平均距離は約38万4,400km。月の軌道は少しつぶれた楕円で、いちばん近づく近地点は平均約36万3,300km、いちばん離れる遠地点は平均約40万5,500km。 🪐 地球以外の7惑星(水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星)の赤道直径をNASAのデータで足すと38万7,941km。木星と土星の2つだけで約7割を占める。 📏 惑星を並べられるのは、地球の表面から月の表面までのすき間。地球と月の半径(合わせて約8,100km)を引くと、すき間は平均で約37万6,300km、近地点で約35万5,200km、遠地点で約39万7,400km。 ✅ 7つを赤道の幅のまま並べて収まるのは、月が遠地点の近くにいるときだけ(約9,400km余る)。平均距離では約1万1,700km、近地点では約3万2,800km足りない。 💍 土星の環まで含めると、月がいちばん遠いときでもまったく入らない。 背景:地球と月の距離とは 月は地球のまわりを約27日かけて回っていますが、その軌道は円ではなく、少しつぶれた楕円です。NASAの月のデータ表によると、地球と月の中心どうしの平均距離は38万4,400km。時期によって、おおよそ35万7,000kmから40万7,000kmのあいだで変わります。 38万4,400kmは、地球の赤道を9周半ほど回る長さです。最高時速320kmの東北新幹線「はやぶさ」の速さで休まず走り続けても、約50日かかります。地球を直径10cmのボールにすると、月は直径2.7cmほどの玉になり、約3m先に浮かんでいる計算です。地球と月のあいだには、地球がおよそ30個並びます。 ところが、教科書の図や宇宙のイラストでは、月が地球のすぐそばに描かれることがよくあります。大きさと距離を同じ縮尺で描くと、横にとても長い絵になってしまうからです。この豆知識に驚く人が多いのは、そうした絵で月までの距離を覚えているからかもしれません。 月までの距離は、アポロ11号・14号・15号が月面に置いた反射板にレーザーを当て、光が往復する時間から、数ミリの精度で測られています。NASAのジェット推進研究所によると、この測定で、月が1年に約3.8cmずつ地球から遠ざかっていることも分かりました。実際に人が行く場合、アポロ11号は打ち上げから月を回る軌道に入るまでに約75時間50分、3日あまりかかっています。 もう少し詳しく 7つの直径を足してみる。NASAの惑星データ表にある赤道直径は、水星4,879km、金星1万2,104km、火星6,792km、木星14万2,984km、土星12万536km、天王星5万1,118km、海王星4万9,528kmです。順に足すと、水星から火星までの3つで2万3,775km、木星を加えて16万6,759km、土星で28万7,295km、天王星で33万8,413km、海王星で38万7,941kmになります。木星と土星の2つで26万3,520km、全体の約68%です。地球を10cmのボールにした縮尺でいうと、木星は約1.1m、土星は約94cm、7つを並べると約3m4cm。対して、月が平均距離にいるときの表面どうしのすき間は、約2m95cmしかありません。 「余裕で入る」と「入らない」が両方出回る理由。宇宙ニュースサイト「ユニバース・トゥデイ」の検証記事は、NASAの平均の直径(ふくらみを均した値)を足した約38万kmを、平均距離の38万4,400kmと比べて、「約4,400km余る」としていました。これに対し、天文学者のフィル・プレイトは、比べるべきは中心どうしの距離ではなく表面どうしのすき間で、地球と月の半径を引くと平均距離では入らない、と指摘しています。プレイトの結論は「月が遠地点にいるときなら、かなり余裕を持って入る」でした。 並べる向きでも変わる。木星は約9.9時間、土星は約10.7時間で1回転するほど自転が速く、赤道のあたりがふくらんでいます。土星の場合、赤道直径の12万536kmに対して、北極から南極までの直径は10万8,728kmで、1万1,800kmほどの差があります。そこで、各惑星を横に寝かせ、北極と南極を結ぶ軸を地球と月を結ぶ線にそろえて並べると、合計は約36万4,800kmまで縮みます。これなら、月が平均距離にいるときでも約1万1,500km余って収まります。ただし近地点では、この並べ方でも約9,600km足りません。赤道の幅のまま近地点で並べるなら、海王星くらいの大きさの惑星を1つ外さないと入りません。 土星の環と冥王星。土星の主な環のうち、いちばん外側にあるA環の外縁は、土星の中心から約13万6,780km。端から端まで約27万3,560kmあり、土星本体のかわりに環の幅で数えると、7つの合計は約54万1,000kmになります。月がいちばん遠いときのすき間でも、14万km以上はみ出します。また、かつて9番目の惑星だった冥王星は、2006年8月24日にプラハで開かれた国際天文学連合(IAU)の総会で惑星の定義が決まったときに「準惑星」に分類され、この計算には入っていません。直径は2,376kmと小さく、仮に足しても遠地点なら約7,100km余ります。 太陽はまったく入らない。NASAのデータでは、太陽の半径は69万5,700km、直径にすると約139万kmです。地球と月の平均距離の約3.6倍あります。 海外の反応 1. 海外の名無しさん 入るのはよく分かった。でも頼むから、本当にやらないでくれよ。地球の目の前に木星が来るなんて、想像しただけで落ち着かない。 2. 海外の名無しさん(>>1への返信) なんだよ、ビビってんのか? 入るって分かったんだから、一回くらい並べてみたっていいだろ。 3. 海外の名無しさん(>>1への返信) ヒーロー映画でよくあるやつだな。ある場面では主人公が惑星を軽々と並べてみせるのに、次の場面では車1台を持ち上げるのに全力を振り絞ってる。 4. 海外の名無しさん これは自分のいちばん好きな豆知識なんだけど、なかなか分かってもらえない。数年前までは自分もそうだった。映画やドラマだと、地球を飛び立って軌道に乗ったら、月はもうすぐそこにあるように見える。でも実際は着くまでに3日くらいかかる。月はみんなが思っているよりずっと遠いんだ。 5. 海外の名無しさん(>>4への返信) 距離を飛ぶだけなら、本当はもっと短い時間で行ける。人を乗せた宇宙船は、月を回る軌道に入れるくらいまでスピードを抑えるか、月の重力を使って地球へ折り返してこられる軌道に乗せないといけない。3日かかるのはそのためなんだ。 6. 海外の名無しさん(>>4への返信) カナダの東の端のハリファックスから、真ん中のマニトバ州まで、自分は車で3日かかる。つまり月は、マニトバ州の州都ウィニペグと同じくらい遠いってことか(もちろん冗談)。 7. 海外の名無しさん(>>4への返信) 不思議なんだけど、これを知っても月が遠くなった感じはしないんだよな。頭の中の月はいつもの位置のままで、惑星のほうを縮めて押し込んでる。理屈では分かっているのに、宇宙の話になると、すぐに想像が追いつかなくなる。 8. 海外の名無しさん(>>7への返信) 分かる。自分も、月が遠いと思うより先に、ほかの惑星って思ってたより小さいんだなと感じた。木星も土星も、もっととんでもない大きさのつもりでいたよ。 9. 海外の名無しさん これにはちゃんと科学的な説明があるんだ。惑星の直径を全部足しても、地球から月までの距離より短いからだよ。 10. 海外の名無しさん(>>9への返信) 待ってくれ。すき間の長さが中身の合計より長ければ、そこに入るってこと? 卒業論文が書けるレベルの大発見じゃないか。 11. 海外の名無しさん(>>9への返信) 誰かこの人を大統領にしてやってくれ。こんなに分かりやすく説明できる人は、なかなかいないぞ。 12. 海外の名無しさん(>>9への返信) 茶化されてるけど、厳密には地球と月の半径の分も引かないといけないから、赤道の幅で並べると平均の距離ではちょっと足りないんだよね。月が遠くにいる時期なら、ちゃんと収まる。 13. 海外の名無しさん 並べる話だと小さく思えるけど、天王星の中には地球がだいたい63個入るらしい。直径で比べるか、体積で比べるかで、印象がまるで違うよね。 14. 海外の名無しさん 信じられない。これまで見てきた太陽系の図だと、地球と月の距離なんて、ほかの惑星の大きさに比べたらほんのちょっとに描かれてたのに。 15. 海外の名無しさん(>>14への返信) 宇宙を図にするときの悩みどころだよね。太陽系全体を正しい縮尺で描こうとすると、惑星が小さすぎて見えなくなる。惑星が見える大きさにすると、今度は広大な土地がいる。宇宙の大きさは、人間の感覚ではとても捉えきれないよ。 16. 海外の名無しさん(>>15への返信) 月を1ピクセルにして、太陽系を実際の比率で並べたウェブサイトがあるよ。ひたすら横にスクロールしていくことになるから覚悟して。光の速さで自動スクロールする機能もあって、太陽から地球に着くまでで8分ほど、端まで行くには何時間もかかる。 17. 海外の名無しさん 何年も前に見た科学系の動画を思い出した。バスケットボールを地球、テニスボールを月に見立てて、街の人に「同じ縮尺だと、月はどのくらい離れていると思う?」と置いてもらうんだ。みんな近すぎる場所に置く。実際は7〜8メートルくらい離さないといけないのに。ちなみに太陽となると、このすき間にはまるで入らないほど大きい。 18. 海外の名無しさん 自分は小惑星帯の話から、この豆知識にたどり着いた。『スター・ウォーズ』のミレニアム・ファルコンみたいに、ぎっしり詰まった岩のあいだをすり抜けていくイメージが強いけど、実際の小惑星帯はスカスカで、天体どうしは平均すると地球と月の距離くらい、あるいはそれ以上離れているらしい。 19. 海外の名無しさん 「並べられる」なんて言われても困る。買いかぶってくれるのはうれしいけど、こっちは天体を動かす力なんて持ち合わせてないんだ。 20. 海外の名無しさん 並べられるのは分かった。でも、たぶんやめておいたほうがいい。天文学的にまずいアイデアだと思う。 21. 海外の名無しさん(>>20への返信) みんな、この状況の重大さを分かってないと思う。いや、この場合は「重力」の大きさと言うべきか。 22. 海外の名無しさん そりゃ入るでしょ。夜空で見る惑星なんて、どれもちっちゃな光の点にしか見えないんだから。 23. 海外の名無しさん(>>22への返信) その理屈でいくと、夜空でいちばん大きく見える月のほうが、木星より大きいことになっちゃうぞ。 24. 海外の名無しさん 冥王星も並べてやってくれよ。ずっと9番目の仲間だったのに、置いてけぼりはかわいそうだ。 25. 海外の名無しさん(>>24への返信) 冥王星は2006年に準惑星に分類されたから、「惑星を全部」の数には入ってないんだよね。小さいから、月が遠い時期なら足しても収まるらしいけど。 まとめ 地球と月のすき間に7つの惑星を並べる話は、数字の上ではほぼぴったりで、赤道の幅のまま収まるのは月が遠地点の近くにいるときだけでした。平均距離なら、惑星を横に寝かせて並べれば入ります。コメント欄では、月はみんなが思っているよりずっと遠いという驚きと、宇宙の縮尺はどうしても頭に入らないという声が目立ち、本当に並べるのはやめてくれという冗談も多く寄せられました。 元ソース: 地球と月のあいだには、太陽系の惑星をすべて収めることができる The post 「みんな近すぎる場所に置く」地球をバスケットボールにすると月は7〜8m先、そのすき間に太陽系の惑星は本当に全部入るのか…? appeared first on みんな知ってた?【海外の反応】.…