879 :伝説の鬼女 2020/11/10(火) 12:11:39 ID:iA.vo.L1 社長の神経がわからなかった話。少し前だけど、会社の営業Aが結婚して式を挙げた。Aも営業成績トップ、奥さんも大手企業で結果出してきたキャリアウーマンだったらしくてお似合いだなあと話題になっていた。で、社長や同じ課の社員も招待されて、社長がスピーチすることになったんだけど、セクハラ親父なんで、嫌な予感しかしなかった。Aは社長を呼びたがらなかったのに、物凄くごねられて仕方なく招待しスピーチを任せた形。それまでは新婦の涙の手紙や、新婦友人によるお祝いメッセージなどほんとにまともだった。そして社長のスピーチの番になり、私たちの予感通り、とんでもない例えをし始めた。「新婦…新しい、と書きますが新しいかどうかはわかりませんね笑えー、新婦は大企業勤めということで、A君は大変な優良物件を掴んだようですね」「新築か中古かはわかりませんが、まあ、お年からして新築(処㊛)ってことはないでしょう笑」ここでみんなザワッとなり、新婦側の親戚、友人が明らかに怒りはじめる。「彼には勿体ない優良物件ですね。もう一人、Bという優秀な営業がそちらの席にいるんですが、そっちとくっつけたいくらいです笑どうです?イケメンでしょ?まあでもこの場では言えませんよね笑Bはこの間彼女をなくしましてね。なんでも事故で亡くなったそうです。新婦のご友人の皆さん、あの傷心のイケメンをゲットするには今がチャンスでございますからね、是非この機会に」「新婦様は申し分ないキャリアの持ち主だそうですが、女性として大切なのは子供を産むこと。色気を常に持つこと。もうこれは義務です。初めてお目にかかりましたがお色気も十分ですね。A君も夜は大層喜ぶでしょう」「では、おめでとう。いつまで持つかわかりませんが、もしお別れとなった場合は、新婦様、私に相談して下さい。出来のいい稼げる男が沢山いますから、後釜はいくらでも紹介できますからね。お綺麗なうちに是非」この手の体験談ではぶち切れる親族とか泣き出す新婦とかよく見るけど、本当にシーン…となって、新郎新婦、その両親も呆然としてた。私たちもここまでとは思わず唖然。司会の人も言葉が出ず、非常に慌てていた。数秒の沈黙の後、うちの課の上司が「私もスピーチしたい」とフォローして、「この度はおめでとうございます。先程弊社代表が、人様のことを物件などと例えてしまいすみませんでした。新婦様、○君、ご親族の皆様、大変不安、不快にさせてしまったことと思います。彼はいつも新婦様のお話を楽しそうにしておりました。私は既婚ですから、○君から、新婦様へのプレゼントは何がいいか、どんなお店が美味しいか、相談を受けたことも沢山あります。○君は営業成績もトップですが、心の支えは間違いなく新婦様です」あとの内容は長過ぎて忘れたけど、上司が「今までクレームになったお客にもここまでしてるの見たことないな」と思うくらい長々とフォローの話を入れていた。その後「みんなもA君に沢山お世話になったよね」と上司が私たちに話を振り、その場で突然スピーチすることになった。「色んなことを教えてもらった」「失敗しても笑いに変えてくださった」「みんなのお手本だ」などと思いつくいいこと全てお話しした。実際そうなので。その後私たちで謝罪したが、新婦両親からは「お前の会社は最低だな、覚えたぞ」「いったいどういうつもりですか。娘の結婚についてもう一度考えたいと思います。どれだけ娘を侮辱したか、わかっておいでですか。」新郎友人からは「社長がやらかすとかわかんなかったんですか?」「あいつには辞めてほしいわ、あんなクソ会社。あいつに謝れよ。マジで腹が立つ。」と叱られた。当たり前だよね。後に新婦側が、Aが退職しなければ婚約を破棄すると言い出すまでの問題にまで発展し、新郎が退職を申し出てきた。幸いうちには社長の上に会長がいたので、会長、部長、その他課長クラスが総出で謝罪行脚。会長は新郎新婦とその親、ほかの役職者は招待客に対して一件ずつ菓子折持って謝罪。社長によってぶち壊しとなった結婚式の費用は全額会社が負担した。数百万円負担したんだから退職はやめてくれ、と物凄く引き留めがあったそうだが、Aが労基や退職代行に駆け込んで相談した為、結局退職も認めることになり、会長がお詫びに更にお金を払ったそうだ。あと、恋人を亡くしたことをネタにされたBも退職を申し出て、こちらはAと同じように退職代行を使われたらたまったもんじゃないとすんなり受理され、これまたお詫びにといくらか支払われたらしい。AとBは本当に腕のいい営業マンだったので、彼が抜けた部署は一気に売上ダウン。社長はほかの社員や会長の怒りをかって左遷→その後席がなくなった。…