500 :伝説の鬼女 2016/06/02(木) 21:19:21 ID:XMGKqEfA.net 猫で思い出したけど昔一回だけ猫の集会に参加したことがある 当時住んでいた家の裏が猫のたまり場だった ボス猫の「ブサイク」はとても狂暴だが面倒見がよく、孤児猫を見つけては養子にする変な奴だった 猫らしからぬ筋肉と小型犬並みのでかさを駆使しカラスを返り討ちにしたり野良犬を追いかけたり強力なアッパーで俺のふくらはぎに穴を空けたりととにかく触らぬ神に祟りなしな奴だった ある日、ブサイクの子猫が一匹血まみれの足を引きずって震えていたので慌てて病院に連れていった 自転車系のものに引かれたのではないかと医者は言っていた 本心では引き取って家で看病したかったがブサイクに襲撃されてはたまらんと思い子猫を元の場所に戻しブサイクの目を盗んで通院させる日々が続いた その頃くらいからブサイクの俺に対する当たりが柔らかくなった ある日の夜中コンビニに行こうと外に出ると猫の集会が開催されていた ふとブサイクを見ると座れと促された気がし、恐る恐る下座の方に座った なぜあのときそう思ったかは今でも謎だけど座らなければいけない感覚に陥ったんだ 静かで奇妙な十数分が流れ猫達は各々散っていってお開きになった それからしばらくしてブサイクを見なくなった ブサイクの築き上げた帝国は日に日に縮小し、最後には通院させていた「ビッコ」と毛の長い「ボサボサ」のみになった 2匹を引き取って町を引っ越し今年で七年目になる…