半導体がけん引した景気回復の勢い……建設・雇用不振に鮮明になった「K字成長」(ニューシス・朝鮮語) 政府が韓国経済が基調的な回復の流れを続けていると判断した。 昨年第4四半期の国内総生産の成長率がマイナス0.3%を記録してマイナス転換したが、第3四半期(1.3%)の高い成長傾向による基底効果の性格が大きいということだ。 政府は当初目標にしていた今年2%の成長率を十分に達成できるものと見ている。 むしろ憂慮する部分は成長の「量」ではなく「質」だ。 一部産業、一部階層だけが成長の恩恵を受けることになり、残りは疎外されるいわゆる「K字成長」の傾向が明確になっているのだ。 23日、韓国銀行と財政経済部などによると、韓国の年間実質国内総生産(GDP)成長率は1.0%を記録した。 昨年第4四半期の成長率は、直前四半期の急成長によるベース効果で逆成長(-0.3%)した。 半導体スーパーサイクルへの進入にも関わらず、低成長の勢いを克服することはできなかったのだ。 政府は今年は景気回復の勢いが続き、2%前後の成長が可能になると見ている。 財政経済部は「今年は主要機関ともに2025年対比成長傾向が拡大(2.0%内外)すると展望しており、最近速報指標も良好だ」として「2025年下半期以後回復の流れが持続するだろう」と予想した。 しかし、昨年の成長率は半導体好況による輸出増加(4.1%)の影響が大きかった。 建設投資はマイナス9.9%を記録するほど内需産業の不振は深刻だった。 (中略) このような「K字型成長」の姿は雇用市場でも現れる。 雇用率が史上最高値を記録している状況で、企業の経歴職と随時採用選好現象で青年層の就職条件はより一層悪化しているのだ。 昨年の雇用率は前年対比0.2%p上昇した62.9%で、1963年の関連統計作成以後、最高値を記録した。 経済協力開発機構(OECD)比較基準である15~64才雇用率も前年より0.3%p上昇した69.8%で史上最高値を示した。 20代以上のすべての階層で雇用率が上昇したが、15~29歳の雇用率は前年より1.1%p下がった45.0%を記録した。 2021年(44.2%)以来の最低水準だ。 年間15~29歳の雇用率は2022年46.6%から2023年46.5%、2024年46.1%、2025年45.0%で3年間下落傾向を継続した。 (引用ここまで) 韓国政府にとっても、去年の経済成長率が1.0%で終わったのは意外な結果だったようです。 まあ、あれだけ輸出にブーストがかかって半導体(メモリ)が値上がりした中で、まさか四半期成長率がマイナスに転じるとは……ってのは正直なところでしょう。 それだけ内需の低さ、不況が足を引っ張っているといえます。 正直、「そこまで悪いんだ?」ってなるくらいには悪い。 おまけに半導体って「売れているから新たに雇用を増やすぞ!」みたいなことがやりにくい業種です。 むしろできるだけ工場から人を減らすことが成功の鍵だったりしますからね。 雇用に反映できないのが半導体工場だったりします。 新規造成であればもちろん話は別ですけどね。 事務やら搬送についての景気は半導体不況の際よりはよくなるでしょうけども。 そこまでの効果があるか、と問われたら「微妙」としか言いようがない。 現状の韓国で必要なのは内需を牽引できる業種。 たとえば新しい自動車工場とかがあればよいですね。 工場ひとつあるだけで新たな生態系とでもいえるものが形成されます。 熊本のJASM(TSMC)なんかがその好例といえます。周辺は賑わっていますよね。 こうした工場による生態系をすべて吹っ飛ばしたのが2010年前後の民主党政権であったのは何度でもこすっていきたい事実。 ただ、現代自動車の労働組合はアメリカのボストン・ダイナミクス製人型ロボット導入すら拒んでいるのが実情。 労組は工場を拡大することを許していません。 雇用は硬直したまま。 「ロボット1台たりとも入れさせない」...現代自動車労働組合が『アトラス』の現場投入に断固反対(毎日経済) 労組による貴族労働を続けたいから、新しい雇用は必要ないんですよ。 競争が増えて、「貴族の立場」を希薄化させることは負けですからね。 そんな中、割を食らっているのが青年層の雇用ってことです。 まあ、イ・ジェミョン大統領の支持層のひとつがこうした労組。 なんの味方も持たない青年層は救われないのです。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 韓国に「言論の自由」は果たしてあるのか? 大統領を批判した人々の末路を見てみよう! 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…