
1: 匿名 2025/12/24(水) 12:44:35.28 ID:dDEyWEqF0● BE:643485443-PLT(16000) PCだけじゃなかった… スマホも「世界的メモリ不足」で値上がりへ 26年はスペックダウンも頻発か >> 生成AIの急拡大が、コンピューター部品の価格を押し上げている。その影響は来年、スマートフォンの価格上昇という形で消費者に及ぶ可能性がある。 (中略) スマホに搭載されるのは、PC用のメモリモジュールとは異なる、小型化された専用RAMだ。しかし、AIワークロードを処理するデータセンターからの巨大な需要に対応するため、メモリ生産の重心がそちらへ移行している。結果として、生成AIブームはRAM全体の価格を押し上げる要因となっている。 しかも、この状況は一時的な需給のズレでは終わらない可能性がある。市場調査会社IDCが12月中旬に発表したレポートでは、世界のシリコンウェハー生産能力そのものが、恒常的に組み替えられる恐れがあると指摘されている。 スマホメーカーはこれまで、関税などによるコスト増を自社で吸収し、価格への転嫁を抑えてきた。しかしアナリストは、2026年はそうはいかないとみる。コスト上昇は、最終的に販売価格へ反映される公算が大きい。 IDCのシニア・リサーチ・ディレクター、ナビラ・ポパル氏は次のように語る。 「今回のメモリ危機は、市場に強い衝撃を与えるだろう。特に、利益率が極めて低い低価格帯で展開するスマホメーカーにとっては深刻だ。こうしたベンダーには、コスト増を消費者に転嫁する以外の選択肢はほとんどない」 では、実際にスマホはいくら値上がりするのか。最も影響が大きいのは、低価格帯モデルだ。ポパル氏は、このカテゴリーで少なくとも5~10%の価格上昇が起きると予測する。背景には、低価格スマホではメモリが部品コストの15~20%を占め、高価格帯モデル(約10~15%)より比率が高いという事情がある。これはIDCの最新レポートに基づく分析だ。 この状況を受け、スマホメーカーは利益率の高い上位モデルに軸足を移し、より高価格帯の端末を増やしていくとポパル氏は見る。メモリ不足の影響は大きく、IDCの2026年における平均スマホ価格の予測も、当初の「わずかな下落」から一転し、「2%上昇」へと修正された。 価格上昇により、来年の出荷台数は減少する可能性がある。一方で、IDCが12月上旬に発表した別のレポートでは、単価の上昇が市場全体の価値を押し上げ、2026年のスマートフォン市場規模は過去最高となる5,789億ドルに達すると見込まれている。…