リヴァプールに大打撃…英国最高額加入のイサクが腓骨骨折で手術、数カ月の戦線離脱へリヴァプールは22日、スウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクが負傷し、手術を受けたことを発表した。クラブ公式サイトが伝えている。■ ゴール直後の悲劇。トッテナムDFのタックルに沈むイサクは20日に行われたプレミアリーグ第16節のトッテナム戦に、後半開始から途中出場。直後の48分、フロリアン・ヴィルツのパスに抜け出して先制ゴールをマークした。しかし、シュートを放った際、ブロックに飛び込んだトッテナムのDFミッキー・ファン・デ・フェンの激しいタックルが左足首を直撃。ゴールを祝い切ることなく、苦悶の表情でピッチを後にしていた。月曜日に精密検査を受けた結果、「腓骨骨折を含む足首の重傷」と診断され、同日中に手術が行われた。クラブは「手術は無事に成功した」と報告しているが、復帰時期についての明言は避けており、リハビリは本拠地「AXAトレーニングセンター」で進められる予定だ。■ 「英国史上最高額」の250億円ストライカーを襲う不運今夏の移籍市場最終日、ニューカッスルから英国史上最高額の1億2500万ポンド(約250億円)という破格の移籍金で加入したイサク。しかし、合流直後の鼠径部(そけいぶ)の負傷やコンディション不良に悩まされ、これまで公式戦の先発はわずか10試合。ようやく復調の兆しを見せ、トッテナム戦で今季公式戦3点目を決めた直後の悲劇となった。リヴァプールは現在、エースのモハメド・サラーがアフリカ・ネーションズカップ(AFCON)参戦のため離脱中。さらにコーディ・ガクポも負傷を抱えており、アルネ・スロット監督は前線のやりくりに頭を悩ませることになりそうだ。■ 指揮官「本当に不運だが、乗り越えなければならない」23日、会見に応じたスロット監督は「イサクの状態は非常に残念だ。彼がようやくリヴァプールの選手としての真価を見せ始めた矢先の出来事だった。数カ月は彼を欠くことになるだろうが、代役を務めるヒューゴ・エキティケらが期待に応えてくれると信じている」と、沈痛な面持ちで語った。〓〓 Liverpool FC 〓〓 1816 〓〓…