仕事のできる李大統領の「乱暴な表現」…盧武鉉元大統領の後悔から学ぶべきこと(ハンギョレ) 大統領への業務報告を生中継すると発表された時、リスクが高いとの理由で李在明(イ・ジェミョン)大統領に反対意見を送った民主党の議員がいました。その議員は何度か生中継を見てから「心配とは異なり、李在明大統領はうまくやっている」と評価しました。しかし「大統領の乱暴な表現とミスが目立ったことで、業務報告があまり注目されていないようだ」と言う議員もいます。 (中略) 業務報告の生中継は、李在明大統領自身にかかるリスクの負担が誰よりも大きいものです。にもかかわらず生中継にこだわる理由は簡単です。李在明大統領は人々の具体的な暮らしを変えたくて城南市長となり、京畿道知事となり、大統領となったからです。 (中略) 2つの問題があります。1つ目、知識の限界です。業務報告の現場で即座に発言すると、大統領の頭の中があらわになります。12月12日の北東アジア歴史財団の業務報告で飛び出した桓檀古記(ファンダンゴギ)文献発言は、弁解の余地がほぼない誤りです。 (中略) 2つ目、言葉と態度です。こちらの方が重要です。 李在明大統領は12月17日の産業通商部などの業務報告で、「知らないことは知らないことに対する責任を取るべきだ。権限の大きさの分だけ責任を取るべきだ。権限を行使しておいて責任を果たさないという態度は、天下の泥棒根性だ。いかなる役割も担ってはならない人間だ。金と名誉を得たければ出ていって稼げ」と述べました。 12月12日の業務報告の際に「私よりも物事を知らない」、「話が実に長い」と仁川(インチョン)空港公社のイ・ハクチェ社長を非難しましたが、翌日にイ・ハクチェ社長に「大統領のせいで外貨搬出の手法が知られてしまった」と反発され、再びイ・ハクチェ社長を強く批判しました。「話が長い」、「泥棒根性」などは品のない発言です。 李在明大統領は、歴代のどの大統領よりも特異な成長過程と履歴を持つ大統領です。人が中学高校に通っていた時、彼は少年工でした。工場では常に暴力にさらされ、労働災害で障害者となりました。生きるのがつら過ぎて、二度も自殺を試みています。 入学資格検定で大学に進学し、司法試験に合格して弁護士になりましたが、市民運動をして既得権勢力と激しく闘いました。これまでの人生をこうして生きてきた人に、上品な言葉や態度を期待するのは難しいことです。 しかし、大統領には品位がなければなりません。それが国民の要求です。 (引用ここまで) イ・ジェミョン大統領主催の業務報告会は仁川国際空港公社社長と言い合いになったり、桓檀古記に言及したりといったハプニング続きの様相を呈しています。 ちなみに業務報告会は開始時、こんな感じで入場シーンにBGMついています。 あとこの「政策業務報告会」でイ・ジェミョン大統領が入場してくるシーンに勇壮なBGMついてて草なんだがこれ、会場で実際に流しているものです火器管制レーダー照射についての反論(になっていない)動画とかでも延々とBGMついてたけど、あれと同じなんでしょうね pic.twitter.com/99lxeQDqcO— 楽韓Web (@rakukan_vortex) December 21, 2025 プロレスとかボクシングじゃないんだからさ……。 火器管制レーダー照射に対する反論(になっていない)動画とかでもこんな感じでBGMついてましたが、民族の志向性としてこういう部分があるのだろうなぁ。 閑話休題。 そんなイ・ジェミョンに対してハンギョレの記者から「もうちょっとこう……」って提言されているのが冒頭記事。 ハンギョレといったら韓国における左派メディアの極北。 極左といっても過言ではありませんね。酔っ払った記者同士が殴りあいして片方が亡くなる事件が起きるなど「韓国らしさ」にあふれているメディアです。 基本、左派政権のやることであればすべてスルー。 なんなら褒めたたえることすらあるのですが。 さすがに今回の桓檀古記への言及や、仁川国際空港公社社長への口汚い言葉はフォローしきれないレベルってことでしょう。 「小卒だからしかたないけど、もうちょっと品位ってものを備えてくれ」ってのはすごいな。 ここまでイ・ジェミョンは外交については対米、対日、対中とそれなりにそつなくこなしてきて「イ・ジェミョンの異常性」を示すエピソードがそこまでなかったのですが。 生配信されていることもあって見事なまでに「本性」が現れていますね。 まあ、だいたいこんな人間なのです。 生配信に世界でもっともフィットしないタイプといっていいんじゃないかな。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 中国の戦狼外交に揺るがない高市政権、主権を放棄してしまった韓国……その悲しき実例を見てみよう 」となっています。 また、楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…