
1: 名無し 2025/12/04(木) 19:25:33.18 ID:WaNg7Yit0 中国の王毅外相は北京でフランスのバロ外相と会談し、日本の指導者による台湾関連の発言を「深刻な危害」と批判した。 王氏は中仏が共に第二次大戦の「戦勝国」であると強調し、戦後の秩序を守る名目でフランスに同調を求めた。 これに対しバロ氏は、国連安保理常任理事国としての責任に触れつつ、「一つの中国」政策を維持する立場を改めて示した。 産経新聞 ■要約 ・王毅外相が仏外相に対し、日本の台湾対応を名指しで批判。 ・「中仏は戦勝国」という理屈を持ち出し、対日包囲網への協力を要請。 ・フランス側は「一つの中国」維持を伝えるにとどめ、深入りは回避した模様。 ・中国が歴史問題を外交カードとして再利用し始めている点が焦点。■ポイント「一つの中国原則」と「一つの中国政策」の違い東京外国語大学 小笠原 欣幸中国の「原則」と米国の「政策」の違いと混同要因 1. 根本的な違い 中国の「一つの中国原則」と米国の「一つの中国政策」は、台湾に対する立場や利害が異なる別物であり、英語表記(Principle / Policy)も明確に区別されるべきものである。 2. 混同される3つの要因 日米台のメディアでこれらが混同され続ける背景には、以下の事情がある。 構造的な難解さ: 中国の主張は単純だが、米国の政策には「戦略的あいまいさ」が含まれ、理解しにくい。 メディアの制約と知識不足: 字数制限による説明の簡略化や、記者が1970年代からの歴史的経緯(文脈)を知らないことによる不正確な発信。 双方の政治的思惑: 中国: 自国の「原則」が世界標準であると誤認される状況は好都合であるため、訂正を求めない。 米国: あえて違いを強調すると「二枚舌外交」と批判されるリスクがあるため、沈黙する傾向がある。 ■解説 相変わらず「戦勝国」というカビの生えた看板を持ち出して、欧州を巻き込もうとする手口には失笑するしかない。 今の共産党政権が当時戦ったわけでもないのに、戦後秩序の守護者を気取って日本を批判するのは、歴史の剽窃と言われても仕方ないだろう。 それだけ日本の現政権による「台湾有事は日本有事」という明確なメッセージが、中国にとって痛手になっている証拠だ。 フランスに泣きつくような真似をして、外堀を埋めようと必死なのが透けて見える。 フランスも「一つの中国」という定型句で躱しているが、欧州全体が中国の覇権主義に警戒感を強めている中で、 昔のような歴史カードが通用する土壌はもはやない。 日本としては、こうした雑音に動じず、淡々と台湾との連携と防衛力強化を進めるだけでいい。…