1: 名無しのがるび 2025/11/17(月) 08:15:37.55 ID:hcoNzB8M9 生成AIが新人賞を破壊する? 急増する文芸誌応募作、その内実は…(Bookレビュー) 11/17(月) 6:00 Book Bang [レビュアー]栗原裕一郎(文芸評論家) 秋は新人賞の季節だ。『新潮』『すばる』(ともに11月号)『文藝』(冬季号)で発表があり4人の新人作家が誕生した。応募数は3誌合わせて5794作。 今年7月、日本経済新聞が「芥川賞作家、どうデビュー」と題した記事を出した。芥川賞受賞者には5大文芸誌新人賞出身者が多いという、選考システムから自明な話をわざわざ取材して書いた意義の薄い記事だったが、この25年間の新人賞応募者数の推移という珍しいグラフが載っていた。 全体として増加傾向にあるが、2020年以降急カーブを描いた文芸誌が多い。なかでも新潮新人賞への応募が飛び抜けて増えており一人勝ちの様相である。芥川賞受賞者の輩出率はそれほど高くないのだが、老舗文芸誌のイメージか。 逆に、すばる文学賞は2000年代末からずっと減少トレンドで、明暗がくっきり出たのが意外だった。 そして今年。5誌で1万超。受賞を逃した10209作のほとんどが消えると思うと、費やされた労力と時間の総和に気が遠くなる。 昔、石原慎太郎が、選考委員を務める文学新人賞の候補作の低水準ぶりに「こんな無駄なことをやってる暇があったら働け」と吐き捨てたことがあった。 この罵倒は早晩、通用しなくなるかもしれない。 ここ5年間の急増の原因は二つ考えられる。一つはコロナ禍。もう一つは、そう、生成AIである。 今年5月の群像新人文学賞選評で、島田雅彦が「応募作品二〇一九本のうち何本かは生成AI作品だったかもしれない」と述べていた。もっと多いんじゃないかと思うが調べる術がない。 先日、小説投稿サイトでAI小説がランキング1位を獲り話題になった。文芸誌新人賞もウェブでの応募を受け付けるようになり投稿サイト並みに敷居が下がっている。この調子で応募数が増え続ければ下読みから破綻していくだろう。新人賞というシステムを見直すべき時期かもしれない。 (※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)…