
1: 名無しのがるび 2025/11/16(日) 08:06:52.20 ID:sgzu6ULZ9 流行語大賞ノミネートの怪芸人「ひょうろく」は素なのか計算か? 説明できない存在感が醸し出す「魅力」 11/15(土) 11:30 AERA DIGITAL(お笑い評論家・ラリー遠田) 流行語大賞にノミネートされた「ひょうろく」。どんな企画でも予測不能な反応を見せる 写真/(C)クラウドキャスティング 一昔前の「新語・流行語大賞」では、その年に人気を博した芸人の一発ギャグや決めフレーズがよく取り上げられていた。しかし、最近では一世を風靡するようなギャグやネタがあまり出てこなくなり、流行語という分野で芸人の存在感が薄くなっていた。 そんな中で、先日発表された「現代用語の基礎知識選 2025T&D保険グループ 新語・流行語大賞」のノミネート30語の中に、芸人の個人名である「ひょうろく」が入ったことが話題になっている。 ひょうろくは『水曜日のダウンタウン』(TBS系)などで注目を集めたスキンヘッドのピン芸人である。つかみどころのない言動と独特の存在感で人気を博し、最近では俳優としても活躍。大河ドラマの『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)に出演したことも話題になった。彼が出ている『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ系)で脚本を手がけている三谷幸喜も、今年の「新語・流行語大賞」の本命はひょうろくだと主張している。 ひょうろくは「異物感」と「純粋さ」が混ざり合った不思議な存在で、どんな企画でも予測不能な反応を見せる。『水曜日のダウンタウン』では、臓器売買のドッキリや心霊スポット企画など、素のキャラクターが前面に出る場面で真価を発揮した。心霊企画では、仕掛け人であるにもかかわらず本気で小便を漏らしてしまい、多くの視聴者に強烈な印象を残した。仕掛けられる側でも、仕掛ける側でも、彼が映ると画面の空気が変わる。 ■どこまで素なのか計算なのか その純粋無垢なリアクションが「演技を超えたリアル」として受け取られ、面白がられている。「キャラを作っているのではないか」と疑われた時期もあったが、それを検証する企画でも裏の顔が露呈することはなく、むしろ彼の正体不明ぶりが強化される結果となっていた。何を考えているのか、どこまでが素でどこからが計算なのか、その境界が判然としないことも魅力の源泉になっている。 特徴的な外見も彼の不可解さを際立たせている。スキンヘッドに少しズレたファッション、常に「うっすら困り顔」の表情。これらは特定のキャラクター像を形成するというよりも、「どんな人間なのかわからない」というミステリアスな印象を増幅させる方向に作用している。一般的に、ビジュアルを武器にする芸人は、その外見が何らかの属性を示すことが多い。しかし、ひょうろくの外見は、視聴者に意味付けを許さず、ただ不可解さだけを残す。それこそが彼の魅力の本質である。 だが、このような異形の芸人像は、最初から計算されたものではない。鹿児島の高専を卒業後、千葉の建設会社に勤めていた彼は、同級生の誘いを受けてお笑いの世界に入った。お笑いコンビ・ジュウジマルの一員として活動するも、ネタ作りは相方任せで、思うように芽が出ないまま解散してしまった。1人になってからは芸として武器になるものが見つけられず、「何者かになりたい」という漠然とした衝動だけが先走る時期が続いた。 (※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)…