J3高知、山本志穂美社長を厳重注意処分に「労働者の安全配慮義務を果たしていたとは言えない」 J3の高知は11日、公式HPを通じて、山本志穂美・代表取締役社長に関する内部調査委員会による調査が終了したことを報告。取締役会を開き、同社長を厳重注意処分とした。 内部調査委員会の調査結果は、スタッフから、外部相談窓口に対して提出された「健全で安全な業務を行うための申し立てについて」と題する書面に精神的苦痛を受けた事例として記載された事案について、事実関係を調査したもの。 クラブは、山本社長にパワーハラスメントに該当するとまでは認められなかったとしたが、雇用上の問題や職場マネジメント上の課題が認められたとした。「山本氏の代表取締役社長という地位・職責に鑑みれば、立場の差は歴然であり、その言動の影響力は極めて大きく、結果としてスタッフに心理的な萎縮を生じさせた可能性は否定できない」と発表した。 内部調査委員会の報告を受け、クラブは10日に取締役会を開催し、山本氏に厳重注意処分とした。 「パワーハラスメントに該当するとまでは認められなかったが、コンプライアンス違反を疑われる行為や職場マネジメントの不足により労働環境の悪化を引き起こしていたことは、スタッフの管理監督責任を負う立場である社長として、労働者の安全配慮義務を果たしていたとは言えないため」と理由を明かした。 クラブは、組織体制の見直しによるガバナンス強化、内部・外部相談窓口の設置、定期的な面談の実施、研修体制の強化を挙げ、再発防止に努めるとした。 既に辞意を表明している山本社長は「この度、私に対してスタッフからハラスメントの申し立てにつきまして、多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます」とし、「調査結果では、パワーハラスメントの認定はされず疑いが晴れて安心致しました。しかし、私の言動等により不安や負担をかけてしまったスタッフには大変申し訳なく思っております」と謝罪を表明。「今後は、二度と同じことが起きないよう、経営経験が豊富な森下会長の下、社外取締役の皆さまや関係者の皆さまからのお力をお借りしながら、より良いクラブ創りを共に行ってまいりたいと思います」とつづった。移籍・レンタル・戦力外「ら」スレ Part17406…