
トッテナムが“7分間”で逆転も、マンUが劇的同点弾でドロー決着…昨季のEL決勝カードは痛み分けプレミアリーグ第11節が8日に行われ、トッテナム・ホットスパーとマンチェスター・ユナイテッドが対戦した。 今夏、トーマス・フランク監督を招へいしたトッテナムは、ここまで勝ち点「17」を積み現在は6位。前節はチェルシーに0-1で敗れ、連勝を飾ることはできなかった。同じ勝ち点で並ぶマンチェスター・Uは、10月のリーグ戦で3連勝を達成。前節はノッティンガム・フォレストと2-2のドローで決着している。 ホームのトッテナムは、UEFAチャンピオンズリーグのコペンハーゲン戦からスターティングメンバー3枚を入れ替え、FWリチャーリソンとFWランダル・コロ・ムアニが同時起用。日本代表DF高井幸大は依然として負傷によりスカッド外となっている。対するマンチェスター・Uは、FWベンジャミン・シェシュコがベンチスタートとなり、マテウス・クーニャ、アマド・トラオレ、ブライアン・ムベウモが前線を形成する。 序盤から素早い攻撃でお互いが敵ゴール前まで近づくと、21分にマンチェスター・Uにチャンス。クーニャが敵陣でボールを拾い、クリスティアン・ロメロを交わすが、最後のところでパぺ・マタル・サールがブロックに成功する。ややマンチェスター・Uペースで試合が進み迎えた32分、トッテナムが自陣ペナルティエリア内でのクリアに失敗した流れから、アウェイチームが先制。A・ディアロの左足の柔らかいクロスにムベウモがヘディングシュートを沈めた。 1点のビハインドを負ったトッテナムは、ハーフタイムにコロ・ムアニに代えウィルソン・オドベールを投入。54分、アーリークロスにロメロが合わせるが、マンチェスター・UのGKセンヌ・ラメンスが死守。続く56分にもジョアン・パリーニャがボレーを放つなど後半はトッテナムが攻める展開となる。 試合終盤に入り、トッテナムがようやく同点に追いつく。途中出場のFWマティス・テルが左からのグラウンダーのクロスを受けると、反転して右足でシュート。この一撃がネットと揺らし、84分に試合を振り出しに戻す。するとマンチェスター・Uは59分から出場していたシェシュコが負傷。交代枠を使い切っているため、残りの時間を10人での戦いに強いられる。 ホームの声援を受けるトッテナムは後半アディショナルタイム、オドベールがCKの流れ玉を回収。オドベールはミドルシュートを放つと、リチャーリソンがコースを変え、そのままボールはゴールに。トッテナムは7分間で逆転に成功する。しかし、このまま試合は終わらず、マンチェスター・ユナイテッドは96分にマタイス・デ・リフトがCKから同点弾。試合終盤に3ゴールが生まれた試合は2-2の痛み分けに終わった。 トッテナムは次戦、23日に敵地でアーセナルとの“ノースロンドン・ダービー”。マンチェスター・Uは24日にホームでエヴァートンと対戦する。【スコア】トッテナム・ホットスパー 2-2 マンチェスター・ユナイテッド【得点者】0-1 32分 ブライアン・ムベウモ(マンチェスター・U)1-1 84分 マティス・テル(トッテナム・ホットスパー)1-2 90分+1分 リチャーリソン(トッテナム・ホットスパー)2-2 90分+6分 マタイス・デ・リフト(マンチェスター・U)† Red Devils Manchester United 2000 †…