335: 名無しさん@HOME 2008/09/16(火) 12:40:10 0 母は5人兄弟(男女男男男)の長女。実家は、山の谷にある過疎地の農家。 子供のころよく遊びにいったが、夏休みを満喫するにはいいけど、住むのはカンベンというど田舎。 伯母(長男嫁)と祖母(母の実母)の仲が悪く、叔父(長男)一家はかなり遠距離に別居して疎遠だった。 2番目の叔父(次男)がかわりに跡取となり、実家からそう遠くない町に住んでいた。 その跡取の叔父が病氏した時、3番目の叔父(三男)がはっちゃけてしまった。 地方都市で大企業に勤めていたのに、僕が跡を継がなきゃといって辞表を出してしまったのだ。 いくらまだ30代とはいえ、田舎にろくな再就職先はない。農家といっても、田畑はそれほど広くなく専業でやっていくのも無理だった。伯母(三男嫁)が半狂乱になって、家に相談に来たのをよく覚えている。 実家に帰れば何とかなるという叔父を親戚一同で説得し、なんとか辞表を撤回させた。 「後継ぎは君だ。頼んだぞ。これで安心だ。」 「今は両親そろって元気だから大丈夫。実家に帰るのはもっと先でいいよ。その時はよろしくな。」 皆でヨイショを続けたら、満足したらしい。 真中に挟まれるとあまり両親にかまってもらえず、寂しかったのだろう。 まさに、「俺のターン」だった。…