転載元: ニーニーφ ★ 2025/06/08(日) 17:21:59.40 ID:rdGVFQqB9 3日に肺炎のため89歳で亡くなった長嶋茂雄終身名誉監督の通夜・告別式が都内の斎場で8日までに執り行われ、巨人OBでソフトバンクホークス会長の王貞治氏(85)が弔辞を読み上げた。 長嶋終身名誉監督とともに「ON砲」として巨人の栄光のV9時代を支えた王氏。弔辞の冒頭では「あなたは日本の健康優良児でした。存在そのものが、日本人の誇りでした。グラウンドでは、一挙手一投足が、日本中のファンの心を惹きつけました。日本中があなたを追いかけました。大変だったと思いますが、あなたは嫌な顔一つせず、常に明るく存在していました。太陽のように光を放っていました。本当に特別な存在でした」と4歳差の先輩を称賛した。 数々の思い出がある中で、王氏は先輩にかけてしまった「迷惑」を懐かしみながら回顧。 「そんなあなたに私は迷惑ばかりかけていました。昭和34年、私が入団した年の宮崎キャンプで同室にさせられ、世間知らずの私は、部屋の片付け、布団の上げ下げなどすることもできず、挙げ句に、寝相は悪いは、いびきはかくはで、迷惑をかけっぱなしだったようで、1週間で部屋を替えさせられましたが、その間、長嶋さんは一言も文句を言いませんでした。アメリカで、ベロビーチでキャンプした時、ロサンゼルスで1泊して、フロリダに飛んだんですが、その出発の日の朝、私が寝坊してしまい、長嶋さんが天窓から部屋に入ってくれて、私を起こし、荷物をまとめてくれたので、飛行機に乗り遅れることなく済んだこともありました」(王氏) 王氏の野球人生からは切っても切り離せない存在だったミスター。「私にとっては、長嶋さんは超普通の人でした。長嶋さんは私に普通人として接してくれました。長嶋さんには頭が上がりませんでした。足を向けて寝られない人でした」と感謝すると、最後は「長嶋さん、ありがとうございました。あなたとの六十有余年、私にとっては忘れることのできない貴重な年月でした。感謝するしかありません。89年間、よくぞ頑張ってくれました。日本人のために頑張ってくれました。ありがとうございました。安らかにお眠りいただくことを願うのみです。『長島茂雄』に戻ってゆっくりとお眠りください。さようなら」と挨拶して弔辞を締めた。…