
“強豪対決”はバイエルンに軍配! ケイン2発&OGでチェルシーを3-1撃破…CL初戦を勝利で飾るチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第1節が17日に行われ、バイエルン(ドイツ)とチェルシー(イングランド)が対戦した。 昨季のブンデスリーガで優勝を飾り、今季のCL出場権を獲得したバイエルン。新シーズンも国内公式戦で5連勝を達成しており、好調をキープしたまま今大会の開幕戦を迎えた。対するは、昨季のプレミアリーグを4位で終えたチェルシー。今夏のFIFAクラブワールドカップ2025を制した“世界王者”が、5年ぶりの優勝を目指すCLに登場する。 試合は立ち上がりから一進一退の攻防が続き、20分にバイエルンがスコアを動かす。敵陣中央でフリーキックを獲得し、ヨシュア・キミッヒのキックが主審に当たったためドロップボールでリスタート。右サイドに張ったミカエル・オリーズへとパスがわたると、巧みなドリブルでマーカーを縦に突破し、右足でゴール前に低いクロスを蹴り込む。GKと最終ラインの間に入れたボールがトレヴォ・チャロバーのオウンゴールを誘い、ホームチームが先制した。 さらに25分、自陣からビルドアップを試みるチェルシーにバイエルンがハイプレスを敢行。右サイドでのボール奪取からオリーズがワンタッチで繋ぎ、ターンでボックス内へと仕掛けたハリー・ケインがモイセス・カイセドに倒される。主審はPKの判定を下し、キッカーを務めたケインが冷静に成功。バイエルンが大きな追加点を挙げた。 一方のチェルシーも、直後の29分に反撃を開始。自陣ペナルティエリア手前でリース・ジェームズがボールを奪い返し、カイセドがコール・パーマーのパスを出す。前がかりとなっていたバイエルンを裏返す形でカウンターが炸裂し、パーマーがドリブルでバイタルエリアまで持ち運ぶ。右脇を走るマロ・ギュストとのワンツーから右足で合わせると、ダイレクトで狙ったシュートがゴールイン。チェルシーがすぐさまリードを縮めた。 それでも、63分にまたもバイエルンがチェルシーを突き放す。チェルシーが最後尾で攻撃を組み立てるなか、バイエルンが前線から人数をかけてプレス。左サイドで相手を追い込むと、プレッシャーを受けたギュストのバックパスがミスになる。ボールはボックス正面のケインに転がり、右足で3点目をゲット。バイエルンが再度カウンターでゴールを陥れた。 結局、そのまま試合は3-1で終了し、バイエルンが開幕白星を飾った。次節は今月30日に行われ、バイエルンはアウェイでパフォス(キプロス)と対戦。チェルシーはホームでベンフィカ(ポルトガル)と対戦する。【スコア】バイエルン 3-1 チェルシー【得点者】1-0 20分 オウンゴール(バイエルン)2-0 27分 ハリー・ケイン(PK/バイエルン)2-1 29分 コール・パーマー(チェルシー)3-1 63分 ハリー・ケイン(バイエルン)【サッカー】UEFA-CL第1節 PSG×アタランタ、リバプール×アトレティコ、アヤックス×インテル、バイエルン×チェルシー等 [久太郎★]…