
CLでも劇的リバプール、ファン・ダイク90+2分弾で白星発進!! A・マドリーは0-2から一時同点も及ばず[9.17 欧州CLリーグフェーズ第1節 リバプール 3-2 A・マドリー] UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は17日、リーグフェーズ第1節を各地で行い、リバプール(イングランド)がアトレティコ・マドリーを3-2で破った。リバプールは前半早々にFWモハメド・サラーの1ゴール1アシストで先行したが、A・マドリーもMFマルコス・ジョレンテの2ゴールで同点。それでも最後はDFフィルヒル・ファン・ダイクのヘディングシュートで勝ち越し、プレミアリーグに続いてまたも劇的な形で勝ち点3を奪った。 リーグフェーズ初陣から実現した強豪対決。リバプールは今夏ニューカッスルから加入のFWアレクサンダー・イサクが3トップの中央で先発起用され、欧州CLで新天地デビューを果たした。一方のA・マドリーも今夏ナポリから加入したFWジャコモ・ラスパドーリが2トップの一角で先発出場。これが加入後初スタメンとなった。 試合は立ち上がりから大きく動いた。まずは前半2分、リバプールはサラーのパスを受けたMFライアン・フラーフェンベルフがペナルティエリア際でDFクレマン・ラングレに倒されてFKを獲得すると、同4分、キッカーのサラーがゴール左隅を狙って低弾道のシュート。これがDFアンドリュー・ロバートソンに当たって軌道が変わり、ゴールマウスに吸い込まれた。 さらに直後の前半6分、リバプールは再びサラーのパスからフラーフェンベルフがペナルティエリア際まで顔を出すと、今度は相手に寄せられながらもワンツーで返し、サラーがボックス内右を打開。3人に寄せられながらも左足でネットを揺らし、わずか2分間での1ゴール1アシストで早くも2-0とした。 その後もイサクのポストプレーやMFドミニク・ショボスライの献身的なプレーでリバプールが優勢を保つなか、前半35分、右サイドを突破したDFジェレミー・フリンポンからのクロスをラングレがブロックした際、主審はハンドがあったとしてPKを宣告したが、そこでVARが介入。オンフィールド・レビューを行った結果、判定は覆り、PKは取り消された。 するとA・マドリーは前半アディショナルタイム3分、MFパブロ・バリオスからの浮き球パスにラスパドーリがオフサイドギリギリで抜け出し、ボックス内右に侵入すると、短い横パスをM・ジョレンテが収め、トーキックのシュート。これがDFイブラヒマ・コナテの股を抜いてゴールマウスに吸い込まれ、A・マドリーが1点を返した。 リバプールは後半13分、イサク、FWコーディ・ガクポ、フリンポンの3人を入れ替え、FWウーゴ・エキティケ、MFアレクシス・マック・アリスター、DFコナー・ブラッドリーを投入。すると同19分、MFフロリアン・ビルツを起点としたカウンターからエキティケが左サイドを前進し、ビルツのラストパスからサラーが狙う。だが、これは右ポストに弾かれ、絶好のチャンスを逃した。 すると後半36分、A・マドリーが試合を振り出しに戻した。左サイドの深い位置までMFコケがえぐり込み、折り返しのパスからMFパブロ・バリオスが狙うと、相手に当たって跳ね返ったボールにM・ジョレンテが右足一閃。強烈なボレーシュートがマック・アリスターに当たってゴールマウスに吸い込まれた。 リバプールは今季、開幕前のFAコミュニティーシールドで2度にわたって同点に追いつかれ、プレミアリーグでも2度にわたって2-0から追いつかれる試合を演じており、またしても先制後の試合運びに課題が露呈した。 それでも後半アディショナルタイム2分、リバプールが最後に押し切った。右からのCKをショボスライがゴール前に送り込むと、これに合わせたのはファン・ダイク。豪快なヘディングシュートをゴール右隅に突き刺し、3-2とした。そのまま試合はタイムアップ。リバプールは今季のプレミアリーグでも4試合続けて後半38分以降のゴールで4戦全勝を果たしており、欧州CLでも劇的な形で白星発進を果たした。〓〓 Liverpool FC 〓〓 1780〓〓…