城福監督「受け入れられない」 東京ダービー惜敗…悔やんだ前半「名前負けした、情けない」 東京ヴェルディは9月15日に行われたJ1リーグ第29節のFC東京戦に0-1で敗れた。東京VがFC東京にリーグ戦で敗れたのは、城福浩監督がFC東京を率いていた2008年以来、17年ぶりのこと。現在は緑のクラブを率いる城福監督は「若い選手が多いんで、ちょっと前半は名前負けしたというか。情けない」と唇をかんだ。 さらに指揮官は思い通りの展開にならなかった前半について、「プロ1年目、2年目の選手が今日多く出たと思うんですけど…。そういう意味では、僕がそういうふうにさせてしまったのかなと。もっと彼らに勇気をもって、後半の頭くらいの内容の試合を最初からやらせてやりたかった」と言葉を続けた。 後半15分の失点シーンについては、「よく振り返らなければいけないんですけど」と前置きしたうえで、「マルセロ・ヒアンが頭でスラして出てくるのは、我々はわかっていたので、あそこはついていけなきゃいけなかった」と、対策をしていたものの抑えきれなかったと語った。そしてFW長倉幹樹のフィニッシュについて、「もちろん相手のワンタッチシュートは素晴らしかった」と称賛し「ですけども、我々が引けずにというか、高いラインでやろうとしたあの一瞬のスキをつかれたのは悔しかったですし、何より得点を入れられなかったことは全員で見つめ直したい」と、失点の形に続き、ノーゴールに終わった攻撃面にも課題を指摘した。 シーズン途中に多くの選手を補強して、彼らが軸になっているFC東京に対して、東京Vは主力が移籍してバックアップだった選手が台頭してきている。そうした財政的な背景も踏まえれば、接戦に持ち込めたとも見えるが、指揮官は「受け入れられない」と敗戦について言い、「プロで何年目かの選手たちが多く出ています。でも、この試合でそんなエクスキューズは通用しない。我々の選手層とか、クラブ規模とか、そんな言い訳が通用する世界じゃない。そんなこと言ってるんだったら、やめたほうがいいですよ。そういう意味では、名前負けした前半は本当に情けない」と、東京ダービーという特別な舞台で、自分たちの力を90分通して出し切れずに喫した敗戦を悔しがった。移籍・レンタル・戦力外「ら」スレ Part17328…