リバプールが劇的90+5分弾で開幕4連勝!! 先発全員代表明けで昇格組バーンリーに大苦戦も最後にサラーPK弾[9.14 プレミアリーグ第4節 バーンリー 0-1 リバプール] プレミアリーグは14日、第4節を各地で行い、MF遠藤航所属のリバプールがバーンリーに1-0で勝利した。ボール支配率80%超を記録しながらも最終盤までゴールを奪えない展開が続いたが、後半アディショナルタイム5分にFWモハメド・サラーが劇的なPK弾。ホームで徹底的に守る昇格組の守備をこじ開け、開幕4連勝を果たした。 国際Aマッチウィーク明けのプレミアリーグ再開戦。開幕3連勝中のリバプールは前節アーセナル戦(◯1-0)と同じ11人をスターティングメンバーに並べ、全員が9月シリーズの各国代表で試合に出場していた選手が占めた。 試合は立ち上がりからリバプールが深く押し込み、バーンリーがゴール前に守備を固めるという構図。それでも前半9分、リバプールはDFフィルヒル・ファン・ダイクのパスミスをMFジョシュ・カレンに奪われ、先に大ピンチを招く。MFジェイドン・アンソニーの決定的なシュートが枠を外れて命拾いとなったが、ヒヤリとする場面だった。 その後はリバプールが敵陣で試合を進めるも、前半24分にはDFミロシュ・ケルケズがペナルティエリア内で軽率なダイブを犯し、シミュレーションでイエローカードを提示される。ケルケズは守備対応でも不安定さが見られ、アルネ・スロット監督は同38分に早くも交代を決断。DF アンドリュー・ロバートソンを投入した。 その後はリバプールがMFドミニク・ショボスライ、FWコーディ・ガクポ、FWウーゴ・エキティケ、ロバートソンがシュートを狙ったが、どれもバーンリーの分厚い守備を破るには至らず、そのままタイムアップ。前半はスコアレスのまま終わった。 後半開始時、リバプールは前半途中に激しいタックルを受けたMFアレクシス・マック・アリスターに代わってDFコナー・ブラッドリーが出場。ショボスライがボランチに回った。だが、その後も流れは変わらず、後半3分、MFライアン・フラーフェンベルフのボレーシュートが惜しくも枠を外れると、同14分にはショボスライのミドルシュートがGKマルティン・ドゥーブラフカのスーパーセーブに阻まれた。 リバプールは後半27分、エキティケに代わってFWフェデリコ・キエーザを最前線で起用。中2日の17日にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ開幕節のアトレティコ・マドリー戦を控えており、過密日程を配慮した采配が行われた。 リバプールは各選手に代表戦からの疲れが見える中、なかなか攻撃に迫力を出せない展開が続く。バーンリーは後半40分、MFレスリー・ウゴチュクがMFフロリアン・ビルツへのレイトタックルで2枚目のイエローカードを受けて退場したが、懸命に耐え続けていた。 ところが後半アディショナルタイム4分、最後にドラマが待っていた。右サイドを駆け上がったMFジェレミー・フリンポンがアーリークロスを送ると、これがMFハンニバル・メイブリのハンドを誘発。PKを獲得した。キッカーはサラー。ここまでは精彩を欠く姿が目立ったエースだが、ここはしっかりとゴール右上に突き刺し、土壇場で勝ち越しに成功した。 試合はそのままタイムアップ。リバプールが終盤の劇的なゴールによって開幕4連勝を果たした。…