
1: 名無しのアニゲーさん 2025/09/08(月) 20:04:28.404 ID:igySYidnK 底辺絵師だったが完全にAIのせいで死亡したよ。もう終わった。完全に終わった。5年間、必死に絵を描き続けてきたが、ついに諦めた。AIのせいで、俺みたいな底辺絵師に生きる道はなくなった。最初は舐めてた。Stable DiffusionやMidjourneyが出た時、どうせ一時的なブームだろうと思ってた。機械が描く絵なんて、人間の心のこもった作品には勝てるわけがない、と。甘かった。本当に甘すぎた。俺のレベルを正直に話そう。Twitterのフォロワーは1200人。pixivの評価は平均50点くらい。たまに100点超えることもあるが、基本的にはいつも埋もれてる。でも絵を描くのが好きだった。下手でも、時間がかかっても、自分なりに工夫して、少しずつ上達してるのが嬉しかった。月に3万円くらいだったけど、ココナラとSKIMAで依頼を受けて小遣い稼ぎもしてた。一枚3000円のイラスト依頼が、月に10件くらい。決して多くはないが、自分の絵でお金をもらえることが誇らしかった。それが去年の夏頃から、急激に変わった。依頼が激減した。月10件が5件になり、3件になり、今月はゼロ。理由は明白だった。依頼者たちがAIに流れたんだ。俺が3000円で描く絵を、AIは数十円で、しかも数分で生成する。クオリティも、正直言って俺より上だ。塗りは綺麗だし、構図も安定してる。表情も自然だ。最初は抵抗した。AIは魂がない、感情が込もってない、人間の絵じゃないと必死に主張した。でも現実は残酷だった。依頼者にとって大事なのは魂でも感情でもなく、安くて早くて綺麗な絵だった。SNSでもAI批判の投稿をしてた。でも反応は微妙だった。フォロワーたちも、心の中ではAIの方が便利だと思ってるんだろう。そして決定打は先月のことだった。いつも依頼してくれてた常連のお客さんから連絡が来た。申し訳なさそうに、もうAIで十分だから依頼しないと言われた。その人は優しい人で、俺の絵を気に入ってくれてた。でも経済的な理由で、AIに移ったんだ。俺の3000円の絵と、AIの数十円の絵。比較するまでもない。その瞬間、すべてが終わったと悟った。俺は底辺絵師だ。神絵師じゃない。唯一無二の個性があるわけでもない。技術的にも平凡だ。そんな俺が、完璧な技術を持つAIと競争できるわけがない。今、絵を描く意味を見失ってる。趣味で描けばいいじゃないかと言う人もいるだろう。でも俺にとって、絵は趣味以上だった。将来はイラストレーターになりたいと思ってた。下手でも、少しずつでも上達して、いつかはプロになりたいと夢見てた。でも今は、その夢に向かって努力することが虚しい。どんなに練習しても、AIには勝てない。技術的にも、速度的にも、コスト的にも。完全に負けてる。しかもAIはどんどん進化してる。今でも俺より上手いのに、半年後はもっと上手くなってる。俺が5年かけて身につけた技術を、AIは一瞬で習得する。絶望しかない。…