1: 2025/08/29(金) 07:49:23.66 ID:VNTjz0lI0● BE:567637504-PLT(51005) 2025年4月、NEXCO中日本管轄内の高速道路で大規模システム障害が発生した。これはETCというキャッシュレス決済システムの在り方に大きな影を落とす。出口料金所では渋滞が発生し、NEXCO中日本のアナログ対応は強く批判された。 システム障害の影響は、7月に実施予定だった「新しい深夜割引制度」にも及び、延期に。 ●新制度では「3割引」は廃止 現行制度は0時~4時の間に入口料金所を通過すれば、その後の全走行距離に対し30%割引が適用されるという単純明快なもの。ところが新制度では対象時間帯が22時~5時に拡大される代わりに、割引はその時間帯に走行した距離分だけに適用される。従来のように一度でも時間帯にタッチすれば全走行が割引、という仕組みは廃止される。 ●暗算できないほどの複雑さ 新制度では複雑な計算式が導入される。 割引後料金=通常料金×(100%-(割引適用時間帯の走行距離÷全走行距離×30%)) さらに、22時・5時を跨いだ場合の走行距離はETCアンテナの通信記録から平均速度を算出し、位置を推定して計算するという仕組みだ。暗算はほぼ不可能で、NEXCOは専用シミュレーターの使用を推奨している。 加えて「利用1時間当たりの上限距離」も設定され、制度は複雑化。 ●相次ぐ非難の声 新制度では割引は直接料金から差し引かれるのではなく、「ETCマイレージサービス」や「ETCコーポレートカード」へのポイントとして後日還元される方式に。会員登録をしていない人は対象外だ。 これに対しXでは「複雑すぎる」「公平でない」「改悪だ」と非難が噴出。Change.orgには反対署名プロジェクトも立ち上がり、まさに「総スカン」状態となった。だからこそ新制度延期が発表されたとき、多くのユーザーが安堵と喜びを示したのである。 今後のNEXCO3社の動向を注視していく必要があるだろう。…