1: 少考さん ★ gLd63JFN9 2025-08-31 14:05:12 ※原文ママ 綾小路翔、アフリカ「ホームタウン」騒ぎで「エコーチェンバー」警告 3年前には「福田村事件」鑑賞、「まさに俺こそが見なくては」: J-CAST ニュース 2025.08.31 12:15 社会班 ヤンクロックバンド「氣志團」のメインボーカル・綾小路翔さんが、SNSで広がる「エコーチェンバー」への危機感を訴えている。 綾小路翔さんのポスト。エコーチェンバー現象への警鐘を鳴らしている ■「君がマジなら俺も真剣に答えるぜ」 発端となったのは、2025年8月21日に開催された第9回アフリカ開発会議(TICAD)の公式イベントで、愛媛県今治市、千葉県木更津市、新潟県三条市、山形県長井市の4市が、独立行政法人国際協力機構(JICA)によるアフリカ諸国の「ホームタウン」に認定されたことだった。 アフリカの英字紙などで報道されると「移民受け入れ」であるという誤解を生み、SNSで炎上。木更津市には認定直後からわずか3日間で1000件以上の問い合わせが殺到し、通常業務に支障をきたす事態に発展した。 木更津市出身の綾小路さんのもとにも、ホームタウン計画をめぐる危機感を訴えるリプライが寄せられた。綾小路さんは29日、「ご心配ありがとう。ただ、事態を理解せずに騒ぎ立てる前に、まずは自分の力でしっかりと調べてから発信しようね」と応じた。 別のユーザーから「ちゃんと調べて、大丈夫って言ってるの? アフリカ移民受け入れて大丈夫なんだ?ww」とするコメントが寄せられた。 綾小路さんはこの投稿を引用し、「君は自分でちゃんと調べたのかい?」「ちなみに、今この『ww』は必要かい?」「君がマジなら俺も真剣に答えるぜ」「如何なる時もリスペクトは忘れずに行こう」「一緒に良い未来を築く仲間であれたらいいなと思っているよ」と返信した。 ユーザーは「綾小路さんは木更津市の移民に対して危機感を抱いてくれてるのかな、と期待していたので勝手に失望していました」などとして、不安感をつづった。 綾小路さんは「こちらこそありがとう。ただ、君のタイムライン以外にも目を向けて欲しいんだ」とした上で、「『エコーチェンバー現象』は僕らにとって、今最も気をつけなくてはならない事。もし君がまだ僕の話を聞いてくれる気持ちがあるなら、どうか、どうか。『正しい』よりも、『間違い』とは何かを今一度考えてみないかい?」と呼びかけた。 「エコーチェンバー現象」とは、SNSで自身に近い興味・関心を持つユーザーをフォローした結果、自信が発信した意見と似た意見が返ってくるという状況を示すものだ。偏った認識を強化してしまうことがあるとされる。 「まさに俺(低民度×低偏差値×無教養の田舎ヤンキー)こそが観なくては」 綾小路さんのスタンスについては、過去に鑑賞した映画の影響があるのではないかとの指摘もある。 23年9月の投稿で、「『福田村事件』を鑑賞」したことを明かしていた綾小路さんは、「感じた事や考えるべき事は幾つもあるのだけれど、まさに俺(低民度×低偏差値×無教養の田舎ヤンキー)こそが観なくてはならない作品だと率直に思った」と投稿。 「随所でそれぞれに感情移入し、都度に自問自答。怖かった。多くの人が観るべき作品だけど、俺側の人には特に観に行って欲しい」としていた。 同作は関東大震災の発災から5日後に起きた虐殺事件をモチーフにした映画。自警団や村人が、香川から訪れた被差別部落出身の薬売りの行商団を「朝鮮人だ」と決めつけ、幼児や妊婦を含む9人を殺害した史実を描いている。狭いコミュニティーでの排外意識が増幅し、暴力に至ったという点で、まさに「エコーチェンバー」の危うさを映し出すものだった。 ※関連…