1. 匿名@ガールズちゃんねる 穏やかな日々が壊れるのは大学2年に進学した2017年4月。花森は大学の映画研究会に入部し、ここで後に被害者となるIさんと、もう1人Tさんという学生に出会う。彼らは同時期に入部した6人のうちの2人で、学年は花森より一つ下。ために、当初は花森に敬語を使っていたが、花森からの申し出でタメ口で会話するようになる。 逮捕後の花森の供述によれば、この2人から日常的に理不尽な命令、嫌がらせを受けていたという。ジムでベンチプレスをしていたところ邪魔をされた、Iさんの家に連れて行かれ掃除をさせられた、大食い競争をやらされ吐くまで食わされた、「働け無能」と罵倒された等々。 (中略) 花森の供述がどこまで本当か定かではないが、本人曰く、この一件でPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症。大学を休学し静岡県内の実家に戻る。不幸は続く。実家に戻り約半年後の2018年3月に母親が死亡。父親は彼が高2のときに他界しており、これで頼れる身内がいなくなった。ただ、その後は1年間の勉学を経て2019年4月に地元の名門、国立静岡大学農学部に編入。新たな学生生活が始まるはずだった。しかし──。 親の監視がなくなったことで実家は荒れ放題で、ガレージも開けっ放し。それを見かねた叔父が「もし不審者が入ってきたらどうするんだ」と注意する。そして、花森はその言葉どおり、ガレージの前で見知らぬ男がスマホをいじっている姿を見てしまう。幼少期から周囲に馴染めず、被害妄想の激しかった彼は、いつしかこの男をIさんかTさんではないかと考えるようになる。琉球大学時代、さんざん嫌がらせを受けた2人が家を攻撃したり放火するのではないかと危機感を募らせたのだ。 後編 2025/08/01(金) 13:20:45…