923: おさかなくわえた名無しさん[sage] 2011/02/25(金) 16:01:13.05 ID:hDrg8Kcf 以前、仕事で心がすっかりまいって、とにかく人込みが怖くてたまらなかったことがあった でも、それじゃいけない、と人込みに行ってみることにした 街中の交差点を渡っていると向こうからよそ見しながら斜めに渡って来る女性とぶつかった 「すいません」とあやまっても許してくれず頭ごなしに怒られ、しかも「ったく」と歩いて行こうとしたので内心、ほっとしてこっちも行こうとしたら 「待ちなさいよ」 と呼び止められがんがん怒られた 背筋がすーっとして周りが歪んで来る 倒れそう、と思った瞬間 「ってかうぜえよ」 と言う声が 見るとちゃら男さんが二人いた 「おばさん(女性)さぁ、自分がよそ見しながら斜めに渡って来たくせに何、その人怒鳴るの?意味わかんねえ」 「自分が偉いとでも思ってんの?ありえねえし」 その言葉に女性はちゃら男さんたちにつかつかと寄って来て、「大人に向かって何て口を!!」 それに 「だったら大人らしくしろよ。交通ルール守ってさ」 周りから拍手が起こった 二人は怒鳴る女性を無視して私の所に来ると 「あんたも強く出な。あんなおばさんなんて口だけなんだからさ」 あれから数年。 ようやく具合も良くなってきた あの二人の言葉は忘れない…