1. 匿名@ガールズちゃんねる 前編 後編 母親(同53歳)は息子の異変に気づいていた。 帰省して以降、ほとんど言葉を交わさず部屋にこもりきり。良からぬ不安を覚え、息子が出かけている隙に1人で彼の部屋に入る。無造作に置かれたバッグの中を開けると1冊の手帳が目に入った。 ページをめくり母親は驚愕する。復讐の詳細が書かれていたからだ。 その『殺人計画書』は力強い文字で「決行の時が来た」と記され「私は中学時代に私に服従を強い、私を虐待し、私を虫けらのように扱った愚者共が許せない。私は奴等をこの世から消滅させ、そして私も消滅する」と、犯行後に自ら命を絶つ決意が綴られていた。 息子が起こそうとしている恐怖の計画を知った母親は年が明けた1991年1月1日、警察に電話をかけ全てを説明。警察がすぐに会場の旅館に向かうと、そこには前日に赤沢が運び込んだ海外産のビールが置かれていた。全ての瓶を押収し成分を調べたところ、致死量のヒ素を検出。赤沢が大量殺人を計画していると確信した警察は1月2日の朝から身柄を拘束し、事情聴取を行う。 (中略) 同窓会当日、会場で出されたビールは国産のものだった。それでも警察は念のために現場の旅館を捜索。詳しい説明はなかったものの、赤沢が良からぬことを企んでいたと聞かされた参加者は青ざめた。それが、翌日の新聞でいじめに対する復讐殺人計画だったことを知った彼らは震え、まさか主催者の赤沢に恨まれていたとは誰もが信じなかった。いじめの加害者は忘れても被害者は一生忘れない。本件はその典型である。 2025/07/25(金) 11:34:18…