1. 匿名@ガールズちゃんねる 出口氏:特権を自動ドアで例えてみます。特権を持つ人の場合は、ドアが自動で開くので、その人を阻むものがなくどんどん前に進めます。そして毎回、自動ドアが開くために、ドアの存在自体に気付かないこともあります。 一方、特権を持たない人はどうか。同じドアでもこちらは自動で開かないので、自分の力でこじ開けなければならない。マジョリティーの人には「ドアが開かない」という経験がなく、その恩恵にも無自覚なので、マイノリティーが直面する構造的差別になかなか気付けないのです。 重要なのは、特権があるからといって努力をしていないのではなく、特権を多く有しているマジョリティー性の高い人も、努力はしているという点です。ただ、マイノリティーの人はその何倍もの努力をしないと同じゴールにたどりつけない、ということも理解できるのではないでしょうか。 ではマジョリティー側の人たちは、どんな態度や行動をとればいいのでしょうか。 出口氏:一度、自身のマジョリティー性、マイノリティー性を振り返ってほしいと思います。以下の表では7つの属性を挙げています。 マジョリティー性をいくつ、マイノリティー性をいくつ抱えているか、数えてみてください。まずは様々な属性において「ここはマジョリティーだな」とか「マイノリティーだな」とか、自分で一度受け止める。 2025/07/08(火) 21:39:08…