建設現場の監督が不足 東急系大手「未経験・中卒」採用 - 日本経済新聞建設業界は深刻な人手不足に直面しており、特に現場監督である施工管理者の不足が危機的だ。工事需要の高まりや残業規制の適用で、施工管理者の負担が増加。長時間労働やサービス残業が常態化し、経験豊富な30代技術者が他業界へ転職する動きが加速している。求人数は5年前の3倍に急増し、地方や中小企業では学歴不問や未経験者採用を進める動きが広がる。東急グループの世紀東急工業も中卒・未経験者を採用し、施工体制の構築を目指す。特に「1級土木施工管理技士」などの有資格者には年収750万円のオファーが出るなど、引く手あまたの状況。業界は働き方改革や国主導の教育支援など抜本的な対策を求めている。…