
1: ななしさん@発達中 2026/05/10(日) 20:24:53.70 ID:j9meqMZC9 ASD発症の仕組みを解明、マウスの実験で症状改善…「新しい治療」に道を開く可能性 東海大学の研究者らが、自閉スペクトラム症(ASD)の発症の仕組みを解明した論文が3月末、科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。ASDの治療に道を開く可能性が期待される。(石黒穣) ASDは「社会的コミュニケーションの障害」や「行動や興味の偏り」を中核症状とする先天的な神経発達症で、近年では100人に3人ほどがこの特性を有するとされる。東海大医学部の飯島崇利准教授(52)、理化学研究所脳神経科学研究センターの半野陽子研究員(53)を中心とするチームは、モデルマウスを使った実験で、発症に至るメカニズムを調べた。 チームが着目したのは、特定のたんぱく質に由来するノッチシグナルという信号と、大脳で過剰な情報を取り除く働きがある神経細胞の関係だ。胎児期、ノッチシグナルが異常に強まることで、この神経細胞の発達が阻まれ、成長につれASDの中核症状を引き起こす一連の流れを見つけた。 ASDをもたらす要因として、遺伝子のトラブルや薬剤の影響、ウイルス感染などがあるとされるが、多くのケースで共通して、ノッチシグナルの異常が引き金になることがわかった。 チームは、モデルマウスにノッチシグナルを抑える化合物を投与する実験も行った。すると、過剰な情報を取り除く神経細胞が順調に増え、その結果、成長してから体毛を自身でかきむしるといった行動異常が消えるなど、症状の劇的な改善がみられた。 人の場合、過剰な情報を取り除く神経細胞は、出生後も1~2年は増え続けるとみられ、チームはその間にノッチシグナルの制御を始められれば、症状が顕在化するのを防げる可能性があるとみる。飯島准教授は「将来の臨床応用を見据え、ノッチシグナルに作用するさらに効果的な化合物の探求や、さい帯血を活用する早期診断技術の研究を進めたい」と意欲を語った。 この分野に詳しい慶応大学の柚崎通介特任教授(神経科学)は、「ノッチシグナルを治療のターゲットとして見いだしたことは、新しい治療に向けた第一歩になる」と評価している。 読売新聞 2026/05/10 16:20 ※関連記事【衝撃】東海大学、ASD(アスペルガー)の原因『ノッチシグナル』の存在を特定。根本治療の方法を発明か。…