
転載元: 牛丼 ★ 2025/06/30(月) 15:50:07.92 ID:rapZO2BR9 6/30(月) 12:24配信 J-CASTニュース 2025年からメジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースに移籍した佐々木朗希。大きな期待を背負っていたが、ここまで8試合に登板して1勝1敗。5月13日からは故障者リストに入り、登板が途絶えている。 さらに、一部では「今季の復帰予定なし」という報道も出ている。 佐々木朗希に何が起きているのか。現地米国の報道を中心に追ってみよう。 ■メジャー移籍前は抜群の評価だった かねてよりメジャーリーグ志向の強かった佐々木朗希は、2024年5月26日付の「ワシントン・ポスト」で「佐々木はできるだけメジャーリーグに早く行きたいと強く願っている」と報じられた。 メジャーリーグでは、25歳未満またはプロ6年目未満の海外選手を獲得する場合、マイナー契約となり、契約金と年俸に制限がかかる。つまり、当時所属していた千葉ロッテマリーンズに支払われる移籍金も少なくなる。 それでもロッテは、佐々木の意向を尊重し、23歳での移籍を容認した。 (略 感情をコントロールできていない しかしこの日は、3連続四球で押し出しの失点を喫するなど、3回で降板。「ロサンゼルス・タイムス」のジャック・ハリス記者は、佐々木の投球を散弾銃に例え、「12ゲージの爆発力を持つ直球だが、散乱する二丁散弾のようにコントロールが不安定」と報じた。 それでもデーブ・ロバーツ監督は「若さゆえの揺れもある」とかばい、起用を続けた。 メジャー2戦目となる3月29日のタイガース戦でも先発した佐々木は、この日も制球に苦しみ、2回途中2失点で降板。 交代時には、ボールをボールボーイに投げてベンチ裏に引き上げ、戻ってきたときには涙を流したかのような目をしていた。この様子が中継に映し出された。 すると、ミルウォーキー・ブルワーズのレジェンドOBジョナサン・ルクロイは、「メジャーリーガーとして、フィールド上でネガティブな感情を表に出すことは、感情をコントロールできていないことの証」「(試合中に)ガキが泣くところを映す時間などない」と批判した。 その後も制球難に苦しみ、思うようなピッチングができない佐々木に対し、MLB.comのベン・バーランダー記者も自身のポッドキャストで「見るのが辛い」「メンタル面で心配だ」と辛辣に語り、「彼は再び自信を取り戻す必要がある」と続けた。 (略 佐々木朗希は未完のプロジェクト 次戦、5月8日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦では、4回途中5失点の内容で、試合後に肩の違和感を訴える。インピンジメント症候群と診断され、13日に故障者リスト入りとなった。 インピンジメント症候群とは、肩関節周辺の骨の間に腱板や滑液包が挟まり、痛みや炎症を引き起こす症状。これは、昨年も経験した症状に似ているという。 実際、ドジャース入団前から「昨年も故障を抱えていたことを考えると、多少は心配すべき。これが慢性的なものなのかも含めて」(「The Athletic」ファビアン・アルダヤ記者)と懸念の声も上がっており、それが現実となってしまった形だ。 リハビリに入ったものの、大谷翔平が1年10か月ぶりに投手として復帰した6月16日には、「佐々木朗希のリハビリプログラムが一時停止、今季欠場の可能性」(ロイター)と報じられた。 ドジャースのロバーツ監督は「回復状況には全く影響はない」(MLB.com)として、痛み止めのコルチゾン注射を打っただけだと説明しているが、期待が大きかっただけに、このケガはドジャース・ファンにとっても大きな失望となっている。 ドジャース・ファン向けメディア「True Blue LA」には、「佐々木朗希は未完のプロジェクト」という厳しい言葉が記されている。 ロバーツ監督は「(キャッチボールの)球速も上がってきている」としつつ、ブルペン入りの時期については「まだわからない」と語っている。 復帰までにはしばらく時間がかかりそうな佐々木朗希。ドジャース・ファンの期待に応える日が来るのは、いつになるのだろうか。…