1 名前:昆虫図鑑 ★:2026/03/23(月) 08:49:33.50 ID:Exhz0pQb.net 20日、忠清南道瑞山(チュンチョンナムド・ソサン)の大山(テサン)港に、「イーグルベローア号」が入港した。原油200万バレルを積んだこの船は、先月26日にイラク南部バスラ港を出港して2日後にホルムズ海峡を通過した。イランの海峡封鎖宣言にも速度を高めて事実上ホルムズ海峡を通過した最後のタンカーになった。この船が積んできた原油200万バレルはHD現代オイルバンクが精製する。 HD現代オイルバンク大山原油精製施設の処理能力は1日最大52万バレル。イーグルベローア号が持ってきた原油は4日あればすべて処理される。2日前に入ってきた「ベリーラッキー号」の200万バレルを合わせても約1週間分だ。その後はいつホルムズ海峡発のタンカーが入港できるかはおぼつかない。ある石油会社関係者は「封鎖が始まって3週間過ぎたいまがホルムズ海峡を通じた供給が途絶えるかの崖の時点。いまは石油会社が余裕分も多く持っていないため本当の危機という話が出ている」と話した。 トランプ米大統領がホルムズ海峡を封鎖したイランに最終通告を飛ばし、イランは強硬対応を予告して軍事衝突は長引く見通しだ。業界によると石油会社はホルムズ海峡以外の原油需給策を求めるのに血眼だ。韓国の石油会社が輸入する原油の約70%は中東産で、このうち90%以上がホルムズ海峡を通過するため代案を探すのは容易でない。 まず中東産原油を迂回して持ってくる案が議論される。エスオイルはサウジアラビアから始まるパイプラインを通じ紅海沿岸のヤンブー港で原油を積載した。サウジのアラムコがエスオイルの株式63%を持っている大株主のため対応が早かった。業界によると、アラムコは長期契約を結んでいる他の韓国系石油会社にもヤンブー港を通した原油需給を提案したという。HD現代オイルバンク、GSカルテックスなども紅海を通じた原油需給案を打診している。アラブ首長国連邦(UAE)ではオマーン湾のフジャイラ港につながるパイプラインを活用できる。 問題はこうした迂回原油は確保できる量が少ない点だ。業界によると、ヤンブー港につながるパイプラインは1日約500万~700万バレル、フジャイラ港は1日150万~200万バレル程度だけ輸送できる。1日最大900万バレル水準ではこれまで2000万バレルが通過したホルムズ海峡を代替するには力不足というのが業界の懸念だ。石油業界関係者は「4月からは稼動率を減らす方式で対応することになるだろう。4月末か5月からは本当に状況が見通せない」と話した。 中東以外からの原油確保も十分でない。米国、メキシコ、カナダ、オーストラリア、東南アジアなどから原油を輸入しているが、量が少なく中東産と比べ原油活用度が高くない。石油業界関係者は「通常は中東産原油をベースに非中東産をブレンドして精製してきた。中東産原油がなければ非中東産だけでは円滑な製品生産が難しい」とした。 中東からナフサの供給を受ける石油化学企業は実際に供給を減らさなければならない状況に置かれた。石油化学企業のナフサ在庫は通常2週間分だ。ナフサの半分は韓国の石油会社から、半分は輸入するが、輸入分のうち中東からの量が半分を超える。麗川(ヨチョン)NCCなど石油化学企業は稼動率を大きく下げる形で持ちこたえているところだ。産業研究院のパン・ヒョンジ専門研究員は「ナフサ供給変動は基礎油類と合成樹脂、プラスチックなど後方製品生産費と需給に構造的な影響を及ぼすだろう」と指摘する。 通常は原油価格が上がれば石油会社は在庫価値が上昇しマージンが改善され利益増加を期待できるが、戦争が長期化すれば話が変わる。ホルムズ海峡以外のルートで求める短期現物価格が急騰し、運送費と保険料などが上がって原価負担が大きくなり精製マージンが大幅に低下するためだ。ここに政府が石油最高価格制に続き需給調整命令や輸出制限措置まで検討すると明らかにし石油業界の緊張度はさらに高まっている。 ただ石油化学業界はこれまで供給過剰による影響被害が続いていただけに生産さえ継続できるならば機会になるだろうという予想も出ている。エチレンやブタジエンなど石油化学製品の価格が急騰し以前より稼動率が低くなってもマージンは改善できるためだ。特にカタールやサウジアラビアなどがイランの攻撃により石油化学設備の稼動を一部中断し、中国もイラン産原油需給に影響が出て当分は石油化学製品の供給過剰が解消される余地ができた。KB証券のチョン・ウジェ研究員は「封鎖が続けば5月からは言い値が売り値になるだろう」と予想する。 引用元:…