1: muffin ★ Vz/AB6si9 2026-02-27 14:21:15 2026年2月26日 16時15分 前略 PTSDを発症してから、私は本来の自分がわからなくなったし、働けない自分は社会に存在しないかのように思えた。生きる気力や未来への希望がなくなって、何の欲求も湧かなくなった。だが、そんな中で、唯一やりたいと思ったことがある。それは、多くの人が心に傷を負った場所に行きたい、というものだった。 先人たちが経験した行き場のない憤りや恐怖、悲しみを学ぶことで心が整理され、生きる希望につながる糸口を発見できるかもしれないと考えていたからだ。 最初に行ったのは、長崎県の原爆資料館だった。そこで被爆者の証言として福田須磨子さんの『恐ろしい烙印』という詩の展示を見つけた。原爆患者という烙印を押された瞬間から、普通の人間としての歓びや人並みの希望をもつことができなくなり、死ぬまで1人きりの真っ暗な人生を歩まなければいけない、という内容だった。 (中略) 3時間近くかけて全ての展示を見終え、外に出ると、ビルの隙間に見える青空に、飛行機が見えた。エンジンの轟音が怖くなった。事務用品が空を舞い、上から物や人が降ってくる、タワーが崩壊するシーンを想像した。地獄だ。 自分が経験したトラウマを超える恐怖の存在を知ることで、私は"今を生きている"ことを自覚させられた。社会から離脱し自分の感情すらわからず生ける屍状態だった私の中に、恐怖や憤りという気持ちが宿ることで、生を実感したのだと思う。 青空を眺めていたら、「9.11 Memorial & Museum」に展示されていたある文章を思い出した。 "No day shall erase you from the memory of time" ──いかなる月日も、あなたを時の記憶から消し去ることはできない この"あなた"は亡くなった人や傷ついた人だけでなく、"あなた"を傷つけた人のことでもある気がした。 こんなふうに感じている時点で、私はまだ暗闇を呪う側にいるのだろう。私はこれから1人で、ろうそくに火を灯していけるのだろうか。そんな思いを胸に、グラウンド・ゼロを後にした。 全文はソースをご覧ください…