924: 離婚さんいらっしゃい:2016/09/18(日) 07:09:32.83 ID:.net 妻が出かけて、連れ子と二人きりで過ごす夜。 まず連れ子は晩飯を食わない。おかずが気に入らないのかほかに理由があるのか、とにかくちょっと食べたきりで残してしまう。 俺が夕食の片付けを終える頃、 「なんか(食べるもの)ないの」 と言ってくる。ケロッグがあったが、それでは駄目だと言う。缶詰めにみつ豆があり、それなら食べると言う。 俺はみつ豆を用意してやった。ガラスの容器にもりつける。 しかし彼はみつ豆を食べない。理由を聞くと 「変なものが入っている」 変なものとは、みつ豆の豆のことだった。しかたなく俺は梨をむいてやった。彼はそれを黙って食べる。やがてまた 「なんかないの」 と言い始める。当然だ。彼は夕食をほとんど食べていないのだ。 「もう食事の時間は終わり。風呂に入って」 と俺は言うが、言うことを聞く耳はない。いつまで冷蔵庫をがさがさやって、バナナを見つけて食べた。 テレビのお笑い番組を見て笑い転げる。 俺は宿題をやらせるどころではなかった。 10時に近くなる。俺は連れ子に懇願した。俺がお母さんに起こられるのだから、頼むから風呂に入ってくれ。 連れ子はふてくされながらも風呂に入った。 妻が帰ってきた。大変だったと話す。 「あたしの言うことだってきかないんだから」 しかしそう言う妻の顔には、勝ち誇ったような笑みが浮かんでいた。 「あたしのいつもの大変さがわかったでしょう」 というように。 いろんな感情が渦巻いが、最も大きかったのは 「俺が子供の面倒を見て当然」 と思っているのだな、ということだった。そこには感謝もないし、すまないという気持ちもなかった。 まるで子供が二人の愛の結晶であるかのように。…