【J1】磐田、来季新監督に志垣良コーチの昇格を発表!「覧古考新」の精神で名門再構築へジュビロ磐田は22日、今季トップチームでコーチを務めていた志垣良氏(45)が、2026シーズンの新監督に就任することを発表した。今季、厳しい残留争いの末にJ2降格を喫した磐田。1年でのJ1復帰、そして常勝軍団への再生を託されたのは、世界各国での指導経験を持ち、今年9月からコーチとしてチームを支えてきた「戦術の求道者」だった。■国内外で研鑽を積んだ異色の経歴。コーチから“火中の栗”を拾う45歳の志垣氏は、指導者のキャリアを英国でスタートさせた異色の経歴の持ち主。国内でも名古屋グランパスの通訳兼コーチを皮切りに、福岡、大分、千葉など多くのクラブで実績を積んできた。2022年にヴァンラーレ八戸でJクラブ初監督を務めると、翌2023年にはFC大阪、2024年からはレノファ山口FCの指揮官を歴任。山口では就任1年目に躍進を遂げたが、今季は成績不振により6月に退任。その後、9月にコーチとして磐田へ加入していた。内部事情を熟知した上での昇格は、再建へのスピード感を重視したフロントの決断と言える。■「覧古考新」――。ピッチ上で答えを導き出す決意クラブを通じて志垣新監督は、四字熟語を交えながら深淵な決意を語った。「『覧古考新』(らんここうしん、古い事柄を振り返り、そこから導き出せる新しい道を考えること)の精神で、これまで培われてきたクラブのアイデンティティや良さを継承しつつ、必要な部分は変化・進化させ、魅力あるクラブ、ジュビロ磐田のあるべき姿をスタッフ、選手とともに再構築していきたいと思います」さらに、「この場で多くは語りませんが、ピッチ上ですべての答えを導いていけるよう全力を尽くします」と付け加え、言葉よりも結果で示す姿勢を強調した。■1年でのJ1復帰へ。新生サックスブルーの挑戦黄金時代を知るファンにとっては、J2での戦いは耐え難い試練だ。しかし、志垣監督が掲げる「継承と進化」が機能すれば、磐田は再びJ1の舞台で輝きを取り戻すはずだ。コーチから監督へ。現場を知る指揮官が、バラバラになったピースをどう繋ぎ合わせ、どのような「答え」をピッチに描くのか。2026年、サックスブルーの逆襲が幕を開ける。【志垣良(しがき・りょう)プロフィール】生年月日:1980年5月9日(45歳)出身:福岡県指導歴:八戸(監督)→FC大阪(監督)→山口(監督)→磐田(コーチ)移籍・レンタル・戦力外「ら」スレ Part17493…