佐野航大、強豪PSVにステップアップか…今冬移籍濃厚なオランダ代表MFの後釜候補にオランダ1部NECナイメヘンに所属する日本代表MF佐野航大に、同国の名門PSVへ移籍する可能性が急浮上している。20日、オランダメディア『Voetbal International』や『Eindhovens Dagblad』が一斉に報じた。現在22歳の佐野は、2023年夏にファジアーノ岡山からNECへ加入。海外挑戦3年目を迎えた今季、その才能は完全開花した。エールディヴィジ全16試合に先発出場してチームの快進撃を支え、複数のポジションをこなすポリバレントな能力と高い技術は、オランダ国内で「今季のリーグ最高級のタレント」と極めて高い評価を受けている。今回の移籍報道の背景には、PSVの主力MFヨエイ・フェールマンの動向がある。同国の代表でもあるフェールマンにはトルコ1部フェネルバフチェへの移籍が決定的とされており、PSVはその後釜の最有力候補として佐野をリストアップした模様だ。現地記者のエリック・エルフリンク氏によると、「フェールマンの移籍が確定した場合、すでに佐野が候補として売り込まれている可能性は非常に高い」という。PSVは現在エールディヴィジで首位を独走しており、リーグ連覇とチャンピオンズリーグ(CL)での戦いを見据え、即戦力となる若き才能の確保に動く構えだ。一時はフェイエノールトやアヤックス、さらにはプレミアリーグのブライトンからの関心も噂された佐野。もしPSVへの移籍が実現すれば、かつて堂安律も袖を通した赤白のユニフォームに身を包み、欧州最高峰の舞台へ羽ばたくことになる。冬の移籍市場での決断に、大きな注目が集まりそうだ。 【サッカー】佐野航大 オランダ名門PSV移籍が再燃「魅力的な存在」「有力候補」 [久太郎★]…