外貨違法持ち出し巡る李大統領の発言が波紋…仁川空港公社社長「大統領の言う通りにすれば空港マヒ」(朝鮮日報) 12日に生中継された国土交通部(省に相当)の業務報告で、李大統領が仁川国際空港公社の李鶴宰社長に外貨の違法持ち出し検査について質問を浴びせました。 (李大統領〈12日〉)「外貨の違法持ち出し(検査)は当然やらなければならないのではありませんか? やらないんですか?」 (仁川国際空港公社の李鶴宰社長〈12日〉)「仁川国際空港で主にする業務ではなくて…」 (李大統領〈12日〉)「それじゃ、やらないということだね」 答弁がすらすら出てこないのを受けて、李大統領の「公開叱責」が続きます。 李鶴宰社長は14日に「仁川国際空港が無能な集団だと誤解されてしまうのではないかと思い、ちゅうちょしつつも申し上げる」として、SNSに見解文を掲載しました。 まず、しおりのように本に挟んだドル紙幣を検査するかどうかは「仁川国際空港に30年間務めている職員も、セキュリティー検査分野の従事者でなければ分からない内容だ」として、外貨の違法持ち出しは税関の業務であることを強調しました。 その上で、「大統領が提示した解決方法である『100%手荷物検査』をすれば空港はマヒするだろう」と述べ、李大統領の指摘に事実上の反論をしました。 (引用ここまで) 「イ・ジェミョンが大統領になったら日韓関係は破綻する!」 ──なんて言っていましたが、いまのところ米韓関係がくすぶっているていど。 これといって外交については大きな問題は出ていません。 外交については。 内政がほんとにぐっちゃぐちゃで外交にかまけている場合ではない、が正解でした。 国会による内乱裁判所設置やら、内乱者告発のための密告掲示板なんかをやりつつ、こうして「イ・ジェミョン大統領が直々に不正を裁く」やりかたをしているのですね。 暴れん坊将軍かな? 今回、俎上にあがっているのが「仁川国際空港」。 イ・ジェミョンは「本のしおり代わりに外貨をはさんで持ちだしたケースがある」「仁川空港は検査すべきだ」と言い出しているのですが。 それは空港のやることじゃなくて税関のやることだわな。 何度か、「イ・ジェミョンは常識に欠ける」って話をしてきていますが。 その原因のひとつは学歴にあるんでしょうね。 小卒で少年工として働きつつ、中学、高校は認定試験合格で卒業相当となり、大学の法学部に入っています。 かつ、司法試験を最初だか二度目の挑戦だったかでパスしています。 つまり、地頭は確実にいいんですが、延々と少年工として働いていたことでその時期に獲得できる社会的な常識を持ち合わせていない。 空港で外貨や金(ゴールド)、あるいは生ものなどを持ちこんでいるかの検査は税関がすることだ、って知識を獲得できてないわけです。 なのでこうして「ユン政権時代に任命された仁川国際空港公社社長」に詰め寄って、「こいつはやるべきことをなにもやっていない」と吊し上げる、と。 こんなん延々とやってりゃそりゃ外交に割いている時間はなくなるわな。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 迷走と株価乱高下を繰り返すウェブトゥーン、明日はどっちだ?(ないかも) あ、今回は個別コンテンツにも触れます 」となっています。 また、楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…