俳優のトム・クルーズさんが現地時間12月11日、米ロサンゼルスのカルヴァーシアターにて、大ヒット映画「国宝」の特別上映会を主催しました。映画「国宝」は、今年6月に公開されてからこれまで、興行収入173億円を突破しており、2003年公開の「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」を抜いて、歴代興行収入ランキング1位を達成しています。米アカデミー賞国際長編映画部門の日本代表作品に選出されているこの作品を、ハリウッドで影響力を持つクルーズさんが、自ら異例の売り込みを行った形です。トム・クルーズさんは上映前に、「この映画と出会えてよかった。本当に並外れた作品です。大スクリーンで観るべき、非常に特別な映画ですよ」と作品の魅力を熱弁。続けて、以下のように観客に語りかけています。「僕はこれまでに何度も日本に足を運んでいて、日本の歴史についても学んでいます。歌舞伎の劇場にも訪れました。「『国宝』の内容については話しません。とにかく僕が伝えたいのは、李相日監督にはすばらしい才能があり、皆さんは今から渡辺謙さんの素晴らしい演技を目撃するということ。この作品に出演する俳優は、一人ひとりが際立っています。優雅で力強い日本の芸術の世界へと誘う本作のために、制作者の方々は4年かけて準備をしました。渡辺謙さんは、この役のために非常に長い間準備をされました。僕自身は、『ラスト サムライ』の準備に2年を費やしました。そしてヒロ(真田広之)さんや謙さんと数か月間ともに過ごしたんです。一方で『国宝』の出演者の方々は、役のために18カ月間かけて準備をされてました。本当に見事な日本の若手俳優の方々の演技に、みなさんは目を見張ることでしょう」以上になります。「国宝」は2026年初頭には、北米全体で劇場公開されることが決定していますが、すでにカンヌ映画祭やトロント国際映画祭で上映されたほか、ニューヨークなどでも上映キャンペーンが行われており、実際に観た人々からは非常に高い評価が寄せられています。関連投稿に寄せられた反応をまとめましたので、ご覧ください。「このままでは日本に負ける」 ハリウッドの専門誌が日本人の効率的な仕事ぶりに衝撃…