1: 匿名 2025/12/11(木) 07:23:57.58 ID:??? TID:ayukawa 年末年始の帰省シーズンを前に、今年も新幹線の混雑が予想されている。SNSではすでに乗客間のトラブル報告が相次いでいる。 国土交通省『鉄道輸送統計年報(2022年度)』によれば、新幹線の旅客輸送量はコロナ禍で大きく落ち込んだものの、2022年度は前年度比51.3%増(旅客数量)および65.6%増(旅客人キロ)と大幅に回復した。こうした利用者増も自由席の混雑をいっそう激化させている一因だろう。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。 「背景には、観光需要の回復もあるでしょうね。特に2024年は訪日外国人旅行者がおよそ3,687万人と過去最多を更新。国内外の移動が重なる週末や大型連休は自由席の競争が一段と激しく、席をめぐる見えない争奪戦はそこかしこで繰り広げられています。年末年始も同様のことが予測されます」 平塚氏はこうしたトラブル増加の背景に、社会の構造変化があると指摘する。 「昔は高齢者や子連れに席を譲る行為は美徳として自然に成り立っていました。しかし、利用者が多様化し、混雑も常態化しました。譲る側にも体力・精神面で余裕がなくなっています。善意だけに頼る時代は終わりを迎えているのかもしれません」 一方で、自由席の制度そのものも誤解されやすい。指定席は着席が保証されるが、自由席はあくまで空いていれば座れるという仕組み。座れないかもしれない一方で、誰かに席を譲る義務も存在しない。 「この制度の隅をつくように着席をしている人がいるとしたら、それはモラルの低下と言わざるを得ません。いろんな環境の方がいるのはもちろんで、親切があるのも素晴らしい。でも、それを強要するのは少し違う気がしませんか?」 今回お話を聞いた女性は、東京から乗車した行き帰りで2度も席を譲ってほしいと言われてしまった。…