K半導体神話、クォン・オヒョンの厳しい忠告「韓国、『模範生のコピー戦略』ではもはや通用しない」(毎日経済・朝鮮語) サムスン電子の半導体神話の主役だったクォン・オヒョン前サムスン電子会長が韓国経済が依然として過去の成長動力だった「ファーストフォロワー(Fast Follower・速い追撃者)」戦略に酔っていると苦言を飛ばした。 合わせてグローバル経済を先導する「ファーストムーバー(First Mover)」国家に跳躍するためには規制改革と教育改革が重要だと苦言した。 クォン前会長は8日、ソウル小公洞のウェスティン朝鮮で開かれた「再び超格差」ブックコンサートで「我が国が経済大国になったが、半導体、携帯電話、造船、鉄鋼などアイテムを調べれば全て先進国のものをコピーしたもの」とし「安くて良く作って成長を成し遂げてきたが、近いうちに大変な時期が来るだろう。 ファストフォロワーのやり方ではこれを解決するのは難しい」と述べた。 続けて「最近、韓国企業の発展が遅い理由は成功モデルが継続して有効だという信頼にある」として「過去の成功に酔って何も直していない。 全方位的な改革が必要だ」と強調した。 (中略) 教育改革とリーダーシップの変化も注文した。 彼は「韓国の教育は模範生を作る教育だ。 やれということだけうまくやれば良い」として「大学と企業が創造的思考を育てる教育に転換しなければならない」と話した。 (引用ここまで) サムスン電子の元会長であったクォン・オヒョン氏が「韓国経済が停滞しているのはファクトフォロワー戦略がもう機能していないからだ」と率直な意見。 まあ……うん。 正解は正解なんですけどね。 これまで韓国はさまざまなジャンルでファストフォロワーとして日本を中心にして産業をパクってきたわけです。 パクって「いけるかな、おいしいかな」って味見をしてはダメだったら捨てて、いけるヤツだけ残すみたいなやりかたを続けてきたわけですよ。 典型例でいうとカメラ事業とかが「味見して捨てたヤツ」ですね。 実際にはサムスン電子がカメラ事業捨てた以降くらいから微妙に盛り返してて草なんですが。 ファストフォロワーをこの記事でも「素早い追撃者」とか言ってて草。 ただのコピー屋なのにね。 この戦略が終わったのがスマホを出した頃。 iPhoneが出た後、パクれるものがなくなってしまったわけです。 なので「二つ折りスマホがー」とか、「より大きい(より薄い)ディスプレイがー」とかのちょっと手を加える方向性しかなくなってしまった。 イ・ゴンヒの頃はまだパクれるものもあったのですが、イ・ジェヨンが実質的なグループ会長に納まってからこっちは「いまある事業を維持するのに汲々としている」だけ。 結果として「メモリ価格で国の経済成長が左右される」状況になっているわけで。 サムスン電子だけじゃないですよね。 それ以外の事業でも中国に押されていて、15大事業中10事業で貿易赤字を計上中、と。 コピーしまくってしまくって、一番前に出されたらなにもできることがなくなった……。 もう成長できなくなって内需不振とか、韓国さんは面白いですなぁ。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 迷走と株価乱高下を繰り返すウェブトゥーン、明日はどっちだ?(ないかも) あ、今回は個別コンテンツにも触れます 」となっています。 また、楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…