トランプ大統領が3日に開いた新車の燃費規制に関する記者会見で、「とても小さくて、本当にかわいらしい車だ」と、日本などで普及している小型の乗用車を称賛する一幕がありました。そして5日にはさっそく、「米国内での小型車製造を承認した」と自身のSNSに投稿し、すぐ生産を始めるよう呼び掛けています。また、大統領は小型車のメリットを明確に強調しており、「手頃で安全、燃費も良い」と三拍子揃った魅力をアピール。駆動方式については、「ガソリン、電気、ハイブリッド」の、いずれの方式も認める考えを示しています。その投稿でトランプ大統領は、一般的に小型を意味する「スモール」ではなく、さらに小さいものを指す言葉である「タイニー」と表現。「タイニーカー」が日本のコンパクトカーを指しているのか、あるいは日本の独自基準の軽自動車を指しているのかは不明ですが、米誌「ニューズウィーク」は、トランプ氏のこの方針に関して、先日日本を訪れた際にインスピレーションを得たと伝えています。なお現行のアメリカの制度では、日本の軽自動車は米政府の安全基準に適合しておらず、製造から25年以上経過している車両のみ輸入が許可されています。また、州によっては公道の走行も認められていません。小型車製造の承認という大転換は、普段はトランプ氏を支持していない層からも大好評で、全体的に非常に好意的に受け止められていました。関連投稿に寄せられていた反応をまとめましたので、ご覧ください。「世界は日本に学べ」 日本の『軽』が欧州のEV政策に大きな影響を与え話題に…