イ・ジェミョン大統領、「北朝鮮抑留国民」の質問に「初めて聞いた」……野党 「これが国か」(韓国経済新聞・朝鮮語) 「北朝鮮に捕まっている韓国国民の家族にどのようなメッセージをお伝えできるのか、彼らの釈放のために前の大統領とは違う努力をされるのかをお聞きします」(チャド·オ·キャロル/NKニュース記者) 「初めて聞く話ですが、安保室長が一度話してみてください。 韓国国民が捕まっているというのは本当ですか」(李在明大統領) 大統領室は「12.3非常戒厳1年」外信記者会見での問答が論難になるや4日「現在、脱北民3人を含め韓国国民6人が2013年から2016年にかけてスパイ罪などの疑いで抑留されたものと把握される」とし「早急な南北対話再開努力を通じて解決していく」と明らかにした。 ナ・ギョンウォン議員(国民の力)はこの日、「李大統領が国民の北朝鮮抑留について『初めて聞く』と言ったが、知らなかったら大統領資格がない」とし、「国家基本責務忘却であり、憲法上の職務放棄宣言だ」と指摘した。 李大統領が外信記者の質問を受けて驚いたように問い返した状況を皮肉ったのだ。 該当記者は、北朝鮮旅行アプリを作るほど、北朝鮮について韓国より多くの情報を知っているという人物だ。 (引用ここまで) NKニュースの記者が「韓国人が北朝鮮に拘留されているが、どのように思うか」とイ・ジェミョン大統領に質問したところ、イ・ジェミョン大統領は「はじめて聞く話だ」として安保室長に質問をまんま振るしかできなかった、とのニュース。 ……まあね。 前から言ってますけど、イ・ジェミョンは北朝鮮のことなんて1ミリも興味ありませんから。 支持層で「北朝鮮が云々」「統一が云々」「南北交流が云々」って言っている人たちがいるので、やむを得ずに言及することもありますけども。 つい先日も「北朝鮮へのラジオ放送とか金の無駄だからやめさせた。北朝鮮の人々も調べたいことがあればインターネットがあるだろう」とか話してましたね。 いま現在、北朝鮮の人々がどんな生活をしているかとか、いっさいなんの興味もないから言えることなんですよ、これ。 かつ、北朝鮮で拘留されている韓国人がいるかどうかなんてどうでもいい。 大事なのは自分が大統領になれたことと、次の大統領になって裁判が再開してもなんとかしてもらうことだけ。 そのためだけに大統領になったのであって、あとは本当にどうでもいい。余録。 ムン・ジェイン元大統領の行動についてはまだ理解できるところもあったのですよ。 脱北者にひとりとして面会しない(任期の最後の最後まで!)。 ベトナムにきた脱北者を見捨てる(なお、アメリカ大使館がケアをした)。 漁船で脱北してきた人々を板門店経由で強制送還する(国際法違反)。 あれは分かっている上で、南北交流を優先するっていう覚悟があった行動なのです。 ま、その結果は南北連絡事務所爆破でしたけどね。 爆発落ちなんてサイテー。 でも、イ・ジェミョンは違うのです。 北朝鮮に対してなんの期待もしていなければ、見捨てるなんて選択肢もない。 完全に中立、というよりは無視。まったく興味がない。 なのでこうした記者会見でも「はじめて聞いた」とか普通にいえるのです。これがまずいことであるって自覚があったのなら、こんなん言えませんからね。 「これを言ったらまずいかどうか」の判断もできないほどに興味がない。 それがイ・ジェミョンの北朝鮮観なのです。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 迷走と株価乱高下を繰り返すウェブトゥーン、明日はどっちだ?(ないかも) あ、今回は個別コンテンツにも触れます 」となっています。 また、楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…