984: 名無し▼副 25/11/24(月) 11:08:38「えっ、僕でいいんかな」寝耳に水の追加招集から日韓戦“意外”な活躍…DeNA石上泰輝24歳がWBC選出へ残した爪痕「あのレベルに追いつきたい」(石塚隆)#プロ野球 #npb #baystars #石上泰輝 #NumberWeb — Number編集部 (@numberweb) November 24, 2025 CSで“同点一発”“まさかの盗塁”DeNA石上泰輝は「ミスをしても、取り戻す機会を無駄にはしない」気骨の男…目指すは「また代表の舞台へ」(石塚隆)#プロ野球 #npb #baystars #石上泰輝 #NumberWeb — Number編集部 (@numberweb) November 24, 2025 石上が侍ジャパンに追加招集されたのは、代表合宿が始まる直前であり、まさに寝耳に水だった。そのときのことを石上は次のように教えてくれた。 「えっ、って感じでしたよ。僕でいいんかなって……」 大学時代に日本代表候補者合宿に参加したことはあったが、そのときは大学侍ジャパンには選出されなかった。つまり、日の丸を背負うのは今回が初めての経験になる。 「宮崎合宿は、各球団のレギュラーの方がいて、ああいったなかに身を置くのは初めてだったので緊張しました。今シーズンは後半に試合に出させてもらいましたが、僕はレギュラーでもないし、規定打席にも達していない。それなのに選んでいただいてありがたかったですし、とにかく学べるものは学んで帰ろうと考えていました。実際、自分の引き出しが増えたのを感じています」 慣れぬ環境に緊張はしたが、チームの先輩である牧秀悟も同行していたため、代表のスケジュールや雰囲気などをレクチャーしてくれた。また他の選手とコミュニケーションをとる際も、牧は心強い存在になってくれた。 「たくさんの人とお話しさせてもらいましたが、やっぱり同世代の選手とコミュニケーションをとることが多かったですね。1学年下の佐々木(泰)や西川(史礁)、同学年の岡林(勇希)とか。とくに岡林とは一緒にバッティング練習をして、自分がどうなっているのかを客観的に見てもらったりして、しっくりくるところもあったので、これを来シーズンに活かせたらなと考えています」 さて本番、井端弘和監督から「シーズン通り、思い切ってやってくれ」と言われた石上は、予想を上まわる活躍を見せた。 第1戦では、4回裏にヒットで出塁した牧の代走で途中出場すると、早速盗塁を決め、結果的に3四球、2盗塁、3得点と自分のなすべき役割をしっかりと果たした。 ADVERTISEMENT 「とにかくシーズンでやってきたことを出したいなと思い準備をしていました。(東京ドームの)声援がものすごく大きくて、こんなところでプレーさせてもらって、本当にいい経験になりましたね」 第2戦は、8番セカンドでスタメンに名を連ねた。成績は2打数1安打、1四球、3打点。とくに4‐4の同点に追いついた5回表、2死満塁の場面で打席に立つと、低めのストレートをライト前に運び、値千金の勝ち越しタイムリーを放った。塁上でベンチに向け笑顔で両腕を掲げる石上は、確実に爪痕を残すことに成功した。「毎打席、ゾーン内は積極的に行こうと決めていましたし、一球一球集中していたので、それが結果に繋がってよかったです。いいところに飛んでくれました」 謙遜しながら石上は言った。この侍ジャパンでの経験は果たして今後、自分にどのような変化をもたらすのかを問うと、石上は少し考えるような表情を浮かべ、次のように答えた。 「練習から参加させてもらって、試合にも出て、いろいろな選手を観察して、やっぱりまだまだレベルアップが必要だなと改めて感じましたし、あのレベルに追いつくために今後もしっかり取り組んでいかなければいけないなと思いました」 普段と違う環境だからこそ得るものは大きい。藤田コーチにノックを受けているときと同じ真摯な目で石上は言った。…