1: 七波羅探題 ★ K5DUtAdS9 2025-11-21 22:49:45 外国人観光客に「ランチタイム来店遠慮して」 富士そば店舗の貼り紙が波紋、運営会社は撤去指示「失礼だった」 J-CASTニュース2025.11.21 19:56 関東を中心に出店している「名代富士そば」の店舗で、旅行者に対して、「ランチタイムの来店をご遠慮ください」と呼びかける貼り紙が掲示されていたと、Xで写真が投稿され、波紋が広がっている。 ここで言う旅行者とは、最近急増している外国人観光客、いわゆるインバウンド客のことを指すのだろうか。富士そばの運営会社側に話を聞いた。 「当店は、この近辺で働く人たち・学ぶ人たちを優先」 掲示されたという貼り紙を見ると、「Notice」と外国人を意識したようなタイトルが、黄色で四角く塗られた背景によって強調されている。 その下には、まず日本語で次のような注意書きがあった。 「旅行者の方は、ランチタイムの来店をご遠慮ください。 当店は、この近辺で働く人たち・学ぶ人たちを優先します。」 続いて、英語と中国語、韓国語で同じ内容の注意書きが並ぶ。外国人向けに強調したいのか、その背景も、薄い黄色で四角く塗られていた。 この貼り紙を撮った写真は、2025年11月20日にXで投稿され、オフィス街に店があって大胆な掲示だったと紹介された。投稿は、4万件ほどの「いいね」が集まり、まとめサイト「togetter」も取り上げて、様々な意見が寄せられている。 連日、各地で外国人観光客があふれる様子が報じられていることから、貼り紙を好意的に受け止める声は多かった。「巨大な荷物が邪魔だし、ダラダラ長居する」などと指摘が出て、「素晴らしい対応!」「地元客最優先で良い」と賞賛する声が上がった。 その一方で、「ただ単に排他的なだけに見える」「『昼食時間外に来て』の方が優しく聞こえる」といった意見も一部であった。 東京都内では、秋葉原店のように、2000円以上もする商品も販売しているところもあることから、観光客向けと地元客向けで分けているのかもしれないとの見方も出ていた。 店舗を運営するダイタングループの子会社「ダイタンミール」の責任者は11月21日、J-CASTニュースの取材に対し、貼り紙を出していたのは、東京都港区内の神谷町店だったと説明した。 「お客様から、『外国の人も来ていて、利用しにくくなった』との意見が8月14日にあり、店独自の判断で、その後から貼ったと聞いています。昼間のランチタイムにお客様が集中する店だったようです。お客様に対して失礼になると考え、外すように指示しました。私どもの管理不足もあって、このようなことになってしまいました」 会社からの指示を受け、神谷町店では、21日に貼り紙を外したという。 ネット上では、店の対応に賛同する声も多いが、こう説明した。 「スーツケースなどを持って来られる方もおられますが、それが悪いとは考えていません。色々なご意見はあると思いますが、うちが悪かったと考えています。お客様に対してすることではなく、正していきたいと思っています」 秋葉原店のように、外国人向けなどにグレードの高い商品を出しているケースもあるが、基本は、庶民向けの低価格商品を主力として店を運営しているという。 (J-CASTニュース編集部 野口博之)…