1: 冬月記者 ★ 7HFpsZD09 2025-11-16 02:11:38 岸博幸氏 山上被告「宗教虐待があったから銃殺、は論理的に無理がある。量刑減刑は本来あり得ない」 経済学者で慶大大学院教授の岸博幸氏(63)が15日、カンテレ「ドっとコネクト」に出演。 奈良市で2022年7月の安倍晋三元首相の銃撃事件で、殺人などの罪に問われた山上徹也被告(45)について語った。 番組では、奈良地裁で始まった山上被告の裁判員裁判について取り上げた。 同被告の壮絶な生い立ちや、出廷した母親が今も旧統一教会の信仰者であることなどが明らかになる中、 岸氏は「宗教的な虐待があったことは間違いないでしょう、と。ただ、被告の不遇をこれだけで完全に説明できるかというと、そもそも明確じゃない」との見方を示した。 加えて、「安倍さんは統一教会の会員だったわけではない。ちょっと関係があっただけ。それをもって、宗教的な虐待があったから銃殺というのは論理的に無理がある。それで量刑を減刑するというのは本来あり得ないだろうなと思う」とした。 ノンフィクションライター石戸諭氏も「最大の争点は虐待があったかどうかではなくて、虐待がどの程度被告の判断に影響したか。ただ、安倍さんを狙った理由はこの(これまでの裁判の)中には何も出て来ない。家庭環境が複雑だった、大変だった、(母親が旧統一教会に)献金していた、まだ信仰を持っているっていうことと、安倍さんを狙ったことは論理的につながらない」と指摘した。 「親が献金して不遇、自分の人生苦しんだってだけで政治家を銃撃して良いとなって、それが同情されるんだったら、あらゆる要人暗殺は擁護される。それのほうがおかしいだろ、と僕は考えている。最大の論点は宗教虐待があったか否かではなくて、この一件が政治的テロかどうか。ここにもっと焦点を当てなくてはいけない」と断じていた。…