1: ゴアマガラ ★ 2025/11/09(日) 22:48:37.42 ID:UaBTjZWO9 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki ガーナ(11月14日)、ボリビア(18日)との親善試合に臨む日本代表のメンバー26人が以下のように発表された。 GK 早川友基(鹿島アントラーズ)、小久保玲央ブライアン(シント・トロイデン)、鈴木彩艶(パルマ) DF 谷口彰悟(シント・トロイデン)、板倉滉(アヤックス)、渡辺剛(フェイエノールト)、安藤智哉(アビスパ福岡)、瀬古歩夢(ル・アーヴル)、菅原由勢(ブレーメン)、鈴木淳之介(コペンハーゲン) MF/FW 遠藤航(リバプール)、南野拓実(モナコ)、鎌田大地(クリスタル・パレス)、小川航基(NEC)前田大然(セルティック)、堂安律(フランクフルト)、上田綺世(フェイエノールト)、田中碧(リーズ)、町野修斗(ボルシアMG)、中村敬斗(スタッド・ランス)、佐野海舟(マインツ)、久保建英(レアル・ソシエダ)、藤田譲瑠チマ(ザンクトパウリ)、北野颯太(ザルツブルク)、後藤啓介(シント・トロイデン)、佐藤龍之介(ファジアーノ岡山) 前回のメンバーから外れた選手は大迫敬介(サンフレッチェ広島)、長友佑都(FC東京)、橋岡大樹(スラビア・プラハ)、望月ヘンリー海輝、相馬勇紀(FC町田ゼルビア)、伊東純也(ゲンク)、斉藤光毅(QPR)の7人。一方、初招集の新顔は小久保、北野、後藤の3人で、復帰は菅原と佐藤のふたりになる。 大迫、長友、望月、相馬が外れた理由は、天皇杯(準決勝、決勝)の日程と重なるため。伊東はケガだとされる。文字どおりの落選は斉藤、橋岡のふたりということか。そうした背景まで考慮すれば、今回はマイナーチェンジに終わった。 初招集の北野はオーストリアリーグ(欧州ランク11位)のザルツブルクで、スタメンを完全に奪うことはできていない選手だ。後藤はスタメン級だが、所属はベルギーリーグ(欧州ランク8位)のシント・トロイデンだ。インパクト不足は否めない。 【1年前のほうが豪華だったメンバー】 26人の顔ぶれを眺めると、日本代表は有力選手で溢れかえっている状態にはないとつくづく思う。ここ1年の間に欧州戦線を個人として駆け上がっている選手はほぼいない。その間、選手は代表チームから続々と離脱していった。冨安健洋(無所属)、伊藤洋輝(バイエルン)、守田英正(スポルティング)、町田浩樹(ホッフェンハイム)、高井幸大(トッテナム)、三笘薫(ブライトン)。スタメン級を失う一方で、彼らに匹敵する選手は何人も加わっていない。 1年前、この事態を想定した人はどれほどいるだろうか。上記のメンバーがいた当時のほうがメンバーは豪華に見えた。そしてワールドカップが近づくにつれ、日本代表を取り巻く世界はいっそうバラ色になると大半の人は思っていたはずだ。 ブラジルに勝ったのだから十分バラ色だと反論されそうだが、選手のステイタスである所属クラブと、その出場時間を勘案するとポジティブにはなれない。これではワールドカップベスト8は難しいと言わざるを得ない。日本を上回る国は8チームでは足りないのである。 森保一監督はベスト8どころか「優勝」と言ってはばからないが、今季のプレミアリーグの試合にほぼ出場していない選手(リバプールの遠藤)が、ワールドカップの優勝トロフィーを掲げる姿を想像することは、とてもできないのである。 全文はソースで…