541: U-名無しさん@\(^o^)/ 2025/05/13(火) 11:41:19.30 ID:I8YltLF00 託された側が、自分の思いを汲んで決勝まで勝ち進んでくれた。川崎を去った鬼木もまた、後任の長谷部に対する敬意と感謝を口にした。 しかし、言葉はここで終わらなかった。少し意外な言葉を続ける。「ただ欲を言えば……厳しい言い方をすれば、ですよ?」 そんな風に慎重に念押しした上で、こう続けた。「勝たないといけなかったと思います」 ACLE決勝は勝たなくてはいけない戦いだった。彼はそう言ったのだ。 日本の多くのサッカーファンが、川崎の準優勝に拍手を送っていたことだろう。自分もその1人である。ただ鬼木は違った。決勝まで進んだ過程を最大限に賛辞しながらも、決勝で負けたという事実を、愛情を持って指摘したのだ。 「2位じゃダメだと一番学んできたチームだから」 その理由も、実に彼らしかった。言葉を選びながらも話し始める。「なんて言うんだろうな。もちろん、相手も強かったし、日程的にも厳しかった。満身創痍だったと思います。でも、2位じゃダメだと一番学んできたチームだし、シルバーコレクターと揶揄されてきたチームだから、そこは悔しい思いがあります」 川崎フロンターレの監督として多くのものを獲得し、アジア制覇にも並々ならぬ執着を見せてきた鬼木だからこそ言える言葉に聞こえた。 引用元:…