
1: 2025/10/31(金) 19:50:09.79 ID:uNKzeZIx0HLWN なぜ『国宝』は絶賛され『宝島』は黙◯されたのか? SNSで発言を批判された妻夫木聡が必死に伝えようとした「本当のメッセージ」『国宝』と『宝島』。2作の日本映画は、まるで鏡に映ったように何もかもが対照的だった。日本の伝統、歌舞伎の中で生きる2人の青年を描く『国宝』が静とするなら、アメリカ占領下の沖縄を舞台に、米軍基地を襲って物資を盗み出す「戦果アギヤー」の青年たちを描く『宝島』は動。そして対照的なのは内容だけではなかった。現時点で160億を超える『国宝』の興行収入に対して、『宝島』の興行収入は公開31日を経過した時点で、6億円強。公開スクリーンは次々と減りつつある。筆者も『国宝』の美しい完成度を否定するものではない。興行収入が必ずしも内容の良さに比例せず、良い映画がヒットしないことが珍しくないこともよく知っている。だがそれでも、これほどまでなのか、と。『国宝』はあらゆる賞賛と喝采の中でロングランを続け、『宝島』は黙殺と粗さがしのような「批評」の中で興行が打ち切られていく、その残酷なほどの格差が映画の完成度による差だとはどうしても思えないのだ。奇妙な言い方だが、『宝島』が駄作、失敗作であるならむしろ「こうすればヒットしたはず」という救いがあった。しかし、沖縄の怒りが憑依した悪鬼のように荒れ狂う窪田正孝の名演をはじめ、今の日本映画の環境でほとんど考えうるベストの布陣で大衆に背を向けられるとしたら、いったい「沖縄の物語」はどうすれば人々の心に届くのだろうか。 52: 2025/10/31(金) 20:32:00.35 ID:f9aGRm9B0HLWN >>1映画『国宝』(2025年6月公開、李相日監督、主演・吉沢亮)と映画『宝島』(2025年9月公開、大友啓史監督、主演・妻夫木聡ほか)は、公開時期が近く、ともに吉田修一と真藤順丈という人気作家の原作小説を基にした話題作として比較されました。『国宝』は、戦後の東京を舞台に、天涯孤独の青年が「女方」として歌舞伎の頂点を目指す芸道一代記です。歌舞伎界の華やかながらも厳しい世界と、一人の人間の生き様を深く掘り下げた人間ドラマで、上映時間は175分です。対する『宝島』は、戦後沖縄を舞台に、米軍基地から物資を盗む「戦果アギャー」として生きる若者たちの青春と運命を描く群像劇です。沖縄の複雑な歴史と社会背景を絡めたスケール感のある作品で、上映時間は191分です。両作品は、長編という共通点はあるものの、描かれる「宝」の意味合い、舞台、ジャンルが異なり、それぞれ異なる視点から人間の情熱や生き様を深く描いています。…