韓国・国立大学医学部の新入生、60%が「浪人生」…現役生多数派はソウル大と江原大のみ(KOREA WAVE) 国会教育委員会所属でカン・ギョンスク議員室(祖国革新党)が、江原大学、慶北大学、慶尚国立大学、釜山大学、ソウル大学、全南大学、全北大学、済州大学、忠北大学、忠南大学の10の拠点国立大学から提出を受けた資料によれば、2025年度にこれらの大学の医学部に入学した1382人のうち、829人(60%)が浪人生だった。現役の高校3年生(高3)出身者は553人(40%)にとどまった。 現役生の割合が浪人生よりも高かったのは、ソウル大学(浪人生24.1%)、江原大学(同42.9%)の2校だけだった。残る8大学では、いずれも浪人生の割合が60〜70%に達しており、最も高かったのは全北大学で、新入生171人のうち77.8%(133人)が浪人生だった。次いで忠北大学75.4%(95人)、釜山大学74.8%(122人)と続く。 そのほか、済州大学66.7%、慶尚国立大学61.3%、忠南大学60.8%、全南大学57.0%、慶北大学51.6%と、いずれも浪人生の割合が過半数を超えている。 さらに、浪人生の中でも修能を3回以上受験した「三浪以上」の学生も多い。たとえば江原大学では、浪人生39人のうち51.3%(20人)が2年以上浪人しており、9浪の末に合格した受験生も1人いた。済州大学では浪人生49人中67.3%(33人)、慶尚国立大学では87人中59.8%(52人)、全北大学では133人中53.4%(71人)が三浪以上だった。 受験専門予備校関係者は「浪人生は前年度の実力がある程度あるため、現役生よりも学習開始時点や集中度が高くなる傾向がある。初めから医学部を目標に浪人する学生も多い。一般の就職よりも医学部進学の方が将来が安定するとの認識が強く、職業の安定性や経済的要因が大きく影響している」と分析する。 (引用ここまで) 「まあ、でしょうねえ」くらいしか感想が出てこない「韓国の国立大学医学部は浪人生の合格が多い」とのニュース。 あ、ちなみに増やす増やさないで大もめしていた医学部の定員ですが。 2023年 3058人 2024年 4567人(5058人から減員) 2025年 3058人 ──と決定されました。 こんなところでも易姓革命……と思いきや、これは政権交代前の4月から決定していたのでした。 来年度の医科大学募集人員3058人と元通りに……今後、授業を欠席した場合、留年となる(朝鮮BIZ・朝鮮語) まあ、ほぼ政権交代は規定事項であったので、政権交代後に減らされて混乱するよりは2023年規模に1度戻して議論をしようって方針だったのかもしれないですね。 混乱して被害を受けるのは学生ですから。 医学部の定員は増やしたほうがいいとは思いますが、一気に2/3増やすとかじゃないほうがいいのでは。 大学の受け入れ体制とかもありますしね。 ムン政権の最低賃金の引き上げ額とかもそうなんですが(2年で30%増)、後先考えないんだよな……。 でもって医学部、特に国立大学のそれに入学するのは浪人生が多いとのことですが。 正直、韓国で医学部受験する学生ってそこまでレベル変わらないんですよね。 上位3%以内くらいがひしめき合っているので、推薦ではない修能テスト経由だったら得意分野の問題が出たかどうかが合否に大きく関わってくるくらい。 23年の修能試験(日本での共通テストに相当)で満点、および主席を取ったふたりとも浪人生で月謝300万ウォンの予備校に通っていたことが知られています。 どちらも当然、医学部志望。 「ぎりぎり国立大学の医学部にひっかかるくらいの学力」の人たちは何度でも受験するのですよね。 「医学部受験浪人生は滅びぬ。何度でも受験するさ。医者になることこそ韓国人の夢だからだ!」って勢いで。 自ずと「もう1回受ければなんとかなるのでは……」みたいな受験生多数で、ちょっとした蠱毒がはじまるのです。 「医者が安定した職業」だから選択、なぁ。 韓国社会だったらそこしかないんでしょうね。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 イ・ジェミョン大統領、意外と反日でも反米でもなかった? ……実はそこには大きな理由がありました 」となっています。 また、楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…