1: 蚤の市 ★ DLZi9jSF9 2025-10-18 08:37:50 7月の参院選で、大阪府内の老人ホーム2施設の入所者35人分の投票用紙を使い、本人らに無断で不在者投票をしたとして、大阪府警は17日までに、両施設を統括していた元エリアマネジャーの30代男性=大阪府守口市=ら施設関係者3人を公職選挙法違反(投票偽造)容疑で書類送検した。捜査関係者らへの取材でわかった。 制度に詳しい専門家らによると、投票偽造容疑事件としては異例の規模とみられるという。 施設関係者によると、両施設は住宅型有料老人ホームの「HIBISU(ハイビス)八尾」(八尾市)と「HIBISU泉大津」(泉大津市)。 「元従業員ら個人の行為と認識」 運営会社「BISCUSS(ビスカス)」(大阪市中央区)の担当者は取材に「法令順守を指導していたが、ご迷惑をおかけし、反省している。ただ、会社として関与したことはなく、元従業員ら個人の行為と認識している」などと話した。 総務省によると、不在者投票は、体調や仕事などを理由に、選挙当日に指定された投票所に行けない人のために例外的に認められた制度だ。 自ら投票用紙を投票箱に入れる期日前投票と異なり、投票用紙を選管に持参したり、郵送したりする。 選挙管理委員会から不在者投票施設の指定を受けた老人ホームの入所者にも認められており、不在者投票の「管理者」となる施設長らが、入所者本人の依頼を受けて選管から投票用紙を取り寄せる。 入所者は施設内で、「立会人」の立ち会いの下で投票用紙に候補者名を書くなどし、管理者が投票用紙を選管に送る。 捜査関係者らによると、元エリアマネジャーはHIBISU八尾で管理者だった。 他に書類送検されたのは、元エリアマネジャーの部下で、HIBISU八尾で代理投票補助者を務めた事務員の20代女性と、HIBISU泉大津で管理者を務めた元施設長の20代女性。 元エリアマネジャーは、他に書類送検された2人と共謀して7月中旬、50〜90代の入所者計35人分の投票用紙を無断で使って候補者名を書くなどし、不在者投票を偽造した疑いがある。 府警は、八尾の28人分については9月29日に、泉大津の7人分については10月17日に書類送検した。 施設関係者によると、施設内には介護関連の業界団体などの支持を受けた候補者のポスターが貼られていたという。この候補者は落選した。 両施設のホームページによると、HIBISU八尾は2023年4月、HIBISU泉大津は22年3月に開設。完全個室制で、24時間体制で介護サービスなどが受けられる。BISCUSSは大阪や兵庫を中心に、高齢者施設を複数運営している。 投票所を訪れた入所者は…… 「すでに投票されていますよ…以下。残り928文字) 朝日新聞 2025年10月18日 4時00分…