1: ぐれ ★ 6U10boiU9 2025-10-16 21:31:24 ※2025/10/15 12:00 産経新聞 JR東日本の首都圏主要路線として初めて、今年3月にワンマン運転を始めた南武線(川崎-立川)で、列車の遅れが増加した。JRは、新たに導入したドアの開閉システムなどが原因とみて対策を進めている。幅広い産業で人手不足が深刻化する中、JRは山手線も含む首都圏主要路線を令和12年ごろまでにワンマン化していく計画で、今回の南武線の教訓が生かされることになりそうだ。 遅延「3つの原因」 南武線は3月15日のダイヤ改正で車掌が乗務しなくなり、ドアの開閉は運転士が行うようになった。 その後、特にラッシュ時間帯の遅れについて乗客の苦情が増加。JR東日本横浜支社が4~6月に調査したところ、10分以上の遅延の件数が前年同期の2倍以上に増えたと判明した。矢野精一支社長は「ご迷惑をかけ申し訳ない」と話す。 同支社の分析によると、遅れが増えた原因は3つ考えられる。列車が駅に着いてからドアが開くまでの時間が従来より数秒長くなった▽発車メロディーが聞こえにくくなった▽沿線の人口増による混雑増加-だ。 同支社は、ドアを開く時間が長くなったのは、列車のドアとホームドアを連携させる車両システムが要因だと判断。対策として、開閉時間を短縮するシステム改修を進めており、全35編成で今秋に完了するという。 また発車メロディーは、従来は駅のスピーカーから流していたが、車両側面のスピーカーから流すように変わった。このためメロディーが聞こえづらくなり、乗客の乗り降りに時間がかかるようになったとみて、音量を上げる改修を行った。 もともと高い混雑率 こうした対策について同支社は、一定の効果がみられると評価。同支社管内では来春、横浜・根岸線(八王子-大船)のワンマン化を予定しており、南武線で行った対策も含め「遅延増がないよう準備したい」としている。 ただ、南武線の遅れが増えた最大の原因は「人口増による混雑激化」である可能性が高い。実際、同時にワンマン化した常磐線各駅停車では「遅れの増加は把握していない」(JR東日本首都圏本部)ためだ。 国土交通省によると、朝ラッシュ時の混雑率は、常磐線各駅停車(亀有-綾瀬間)が令和5年度に120%、6年度に123%。これに対し南武線(武蔵中原-武蔵小杉間)は5年度146%、6年度153%と高水準で、伸びも大きい。つまり、もともと遅れが生じやすい状況にワンマン化が拍車をかけたといえる。 続きは↓ JR南武線、ワンマン運転で「遅れが倍増」 システム改修で対策、乗客マナーも重要 - 産経ニュース…